(321)酷暑

 地球温暖化だか何だか知らないが、とにかく暑い今日この頃。


 軽く人が死ねそうな暑さに、僕は精神的にも参っている。


 大きな仕事が同じ時期に重なり、徹夜になる事もしばしば。


 そういえば、先週から一昨日までの10日間で、ベッドで眠れたのは2日しか無かったな。


 生活リズムが狂って身体には疲労が蓄積し、体重は5キロも減るし、昼間はいつも眠いし。


 今日は久々に寝不足にならなかったので、こうしてエッセイを書いている訳だな。


 今月は土日も仕事のスケジュールで埋まっていて、疲れを癒す時間が取れずに執筆も止まってしまった。


 ゆっくり休んだ方がポテンシャルを発揮できるのは承知の上で、下手に休めば、また徹夜になる日が増えるかも知れない恐怖には勝てない訳で。


 そんな激務の嵐が過ぎる筈の7月末だが、気が付けば僕の苦手な酷暑が辺りを満たしているという現実にはため息しか出ないな。


 そういえば、猛暑と書いて「暑さが猛る」という事なのだろうが、酷暑とは「ひどい暑さ」という意味な訳で。


 この猛暑と酷暑はどちらが暑いんだろうな。


 これって温度によって何か定義されていたりするのだろうか。


 昼間の外気温が「41.5度」を指していたのだが、これは「猛暑」なのだろうか、それとも「酷暑」なのだろうか?


 エアコンをつけた車内の温度が30度で、それが涼しく感じてしまうほどの、この異常な暑さ。


 何かもっと、適した表現がありそうな気さえしてくる訳で。


 そういえば、自宅の電気代が2万円を超えてたな。


 エアコン点けなきゃ命に関わるし、つければ電気代で命が削られそうだ。


 どちらの道も地獄に繋がる選択肢。


 こんな選択肢しか用意出来ない日本の政治にさえ怒りが湧いてくる始末だ。


 そうだな、この暑さはこんな表現がいいかも知れない。


「怒暑(どしょ)」


 …みなさんはどんな表現を思いつきますかね?


 そんな今日の僕なのであります。

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