(296)隙間
世の中、色々なところに「隙間」がある。
壁の隙間、天井の隙間、床の隙間、ドアの隙間…
そんな物理的な隙間の他にも、心の隙間、時間の隙間、会話の隙間、法律の隙間など、概念的なものにも沢山の隙間がある。
さて、そんな隙間を見つけた時、あなたは何を思うだろうか?
「隙間から中を覗いてみたい」
「隙間を縫って、他を出し抜きたい」
「隙間をきちんと埋めたい」
「隙間を活用したい」
他にも色々な事を思う人もいると思うが、例えばあなたが見つけたのが「法律の隙間」だった場合、あなたは「隙間を活用したい」のか、「隙間を埋めたい」のか、はたまた「隙間を縫って他を出し抜きたい」と思うのか、どんな事を思うのだろうか。
「隙間はあるけど、私達の為に作られた法律なんだから、ちゃんと守らなくちゃ」
そんな、古き良き昭和の庶民みたいなお人好しも居るだろうし、
「悪い人がズルをしない様に、きちんと隙間を埋めておかなくちゃ」
という、律儀な正義感を発揮する人も居るだろう。
「いやいや、この隙間を縫って、他人より先に抜きん出てやろう」
などと考える小賢しい人も居ると思うが、実はこういう人が今の社会では成功したりする訳で。
だが、「この隙間を活用しよう」と考える人というのは、その人が「善」なのか「悪」なのかで行動内容は大きく異なるんだろうな。
法の隙間を活用した「利他行動」もあれば、その逆に「利己行動」もある訳で。
「利他行動」なら、みんながその恩恵を受けられるだろうが、「利己行動」ならその人かその周囲の被害関係者しか恩恵を受けられないだろう。
分かりやすいのが自民党の政治家で、「法律を守っています」と言いながら、実際には「法の隙間を活用した裏金作り」をして、しかもそれが「利己行動」であるが故に我々庶民は恩恵を受けられていない訳で。
こんな政治家が与党のうちは、きっと人々は幸せに成れないだろうし、「利他行動」に邁進する政治家が増えなければ、国民はずっと不幸の受け皿にしかならないんだろうな。
こんな法律なら、早く法の隙間を埋めた方が良いのだが、その法律を作る政治家の大半が「私利私欲にまみれた自民党」というのが困ったものだ。
はやく選挙にならないかな。
僕に出来る世直しなんて、選挙で良い人に投票する事しか無いもんな。
7月に衆院解散がささやかれ始めているらしいが、はやく実現して欲しいものだ。
そんな事を思う、今日の僕なのであります。
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