ことばの悦楽

（151）銀行が止まった

　10月10日、朝から銀行に入金予定の着金があるかを確認しに行ったのだが、入金されていなかった。

　1時間後にも銀行で入金確認をしたが、また入金されていない。

　おかしいな、と思いながらもオフィスに戻って仕事を始め、何となくインターネットニュースを見ると、トップ記事で「銀行システムトラブル」の見出しが。

　なるほど、原因はコレか。

　っていうか、コレって大事件じゃないか？

　最強のシステムである筈の銀行システムでさえこんなトラブルを起こすのだから、マイナカードとかもトラブルがあって然るべきだよな。

　銀行システムのトラブルは夕方になっても改善されず、結局今日１日は入金確認出来ないままに過ぎてしまった。

　こんなトラブルは過去50年でも初めての事らしいが、つまりは「どんなシステムにも完璧なんて事は無い」という事だ。

　しかし政府は何でもかんでもデジタル化しようとしていて、お金でさえもデジタル化しようとしている。

　でも、もしこんなトラブルが発生したら、買い物も出来ないしビジネスも停滞してしまう。

　現金を持っていても、停電になるだけでレジが使えず買い物出来ない店もあるのに、電子マネーなんて、停電になったらどうしようも無いだろうに。

　デジタル化で便利になる事もあるが、アナログなおかげで便利な事もある筈だ。

　今の政府が何をしたいのか分からないが、是非とも国民をおいてけぼりにはしてほしくないもんだ。

　今日はそんな事を思った1日でしたとさ。