欠落した満月と冷酷な太陽

A子

「今回紹介するのは、「欠落した満月と冷酷な太陽」だ!


https://kakuyomu.jp/works/16817139556934012206


Bくん

「意味深なタイトルですね。どういうお話なんですか?」

A子

「簡単に説明すると、主人公は深い眠りにつき遥か未来で目を覚まし、その世界の謎を追っていく。というものだね」

Bくん

「へー、SFっぽいですね」

A子

「あぁそうとも言えるんだけど、世界観的には魔法やモンスターなどが存在し、ハイファンタジーに近い」

Bくん

「だいぶ世界が変化してるんですね」

A子

「そうなんだよ。主人公は世界について興味津々なんだけど、まずはその世界の学校に通って行動していく。

 そんな感じのストーリーが一人称で進んでいくんだけど、かなり台詞が少ない。

 特に序盤はね」

Bくん

「台詞が少ないって、読みにくくないですが?」

A子

「活字に慣れているかにもよるだろうけど、個人的には問題なかった。

 それどころか、その文章、というより主人公の語りが読んでいて、なんだか心地よくてね。

 ジャンル的にはかなりファンタジーなんだけれど、文体は純文学的に近い」

Bくん

「純文学ですか……。僕、あんまし読まないんすよね」

A子

「きっと大丈夫さ。台詞こそ少ないものの、設定や世界観はライトノベルに寄っている」

Bくん

「例えば?」

A子

「彼はまず、水人間なんだ」

Bくん

「み、水人間!? 人間じゃないんですか??」

A子

「ベースは人らしいけど、体の中にある不思議なキューブというもので動いているらしく、あとはほぼ水らしい」

Bくん

「めっちゃヤバい体じゃないっすか」

A子

「それでいて皮膚を硬化できるらしく、魔法や攻撃は効かないらしい」

Bくん

「む、無敵なんすか!?」

A子

「そう、あと男の子だったんだけど、今は女性らしい」

Bくん

「T、TS要素まで! あれ、そういえば舞台って学園なんですよね。

 確かにラノベの要素を抑えてますね」

A子

「そう。けれどそれは設定の一部でしかなく、主題ではない。

 だからか、読んでいきながら自然と受け入れられるんだ」

Bくん

「純文学チックなのに、ラノベっぽいって、ちょっと興味湧いてきました」

A子

「でしょ? 登場人物もどこか不器用な感じがあるんだけど、そこが愛着を持てて好印象だね。

 何話か読んでみると、きっと文章や主人公に魅力を感じるはずだ。

 ボリュームもあるから、読んでみるといいよ。

 きっと勉強になる。

 これを読んで、少しは文章力を磨くんだね」

Bくん

「は、はぁ。(あれ、最後ディスられた??」

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