第68話 ご新規さん向けの自己紹介

新しい読者さんが増えているようなので、自己紹介を書いておきます。


ウェブサイトではオレンジ11、書籍版は伊藤調のペンネームで活動しています。

オレンジ11は目の前にオレンジがあったからそうなりました。「オレンジ」だけだと登録できなかったので、適当に「11」を付けたという…。

軽い気持ちで執筆を始めたので、ペンネームに凝るという発想がなかったのです。あまり凝ったペンネームも恥ずかしい気がしちゃうタイプの人間ですし。


というわけで、書籍化の際のペンネームは悩みました。

結局、同郷のベストセラー作家である伊藤整の伊藤をもらい、「調」は画数占いでいくつかピックアップした漢字から選びました。


2017年1月から執筆を始めました。

最初は女性向けの小説サイトで3~4万字くらいの中編を書きました。

「高層ビルで恋をする」という課題のコンテストで、設定が詳細に決められていたので、初心者でも書きやすかったのです。


そんなこんなで、実質二作目に書いた初めての長編『市長の恋』を第3回のカクヨムコンに応募したところ、運良く受賞しました。

しかし運の良さはそこまで。

なんと、書籍化に失敗したのです。


このエッセイ、ほぼ非公開なんですが、関係のある箇所だけ公開に戻しました。

『ゆるいエッセイ』

作者 オレンジ11

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885771649


書籍化失敗に関して公の場で多くを語らない代わりに、その経緯をうんとデフォルメしてエンタメにした『ミュゲ書房』を書き、第5回のカクヨムコンに応募しました。よくやったな、私。と思います。


その後、『ミュゲ書房』の書籍化の話が舞い込みます。運が戻ってきたでしょうか。

書籍化は素晴らしい経験となりました。

なんといっても、とても誠意のある担当編集さんが付いてくれたのが大きかったです。装丁も素晴らしいものを作っていただき、装丁で手に取ってくださる読者様がけっこういらっしゃいます。


装丁についてのインタビュー記事はこちら。

『落ち着いたレトロな世界『ミュゲ書房』 ブックデザイナー・西村弘美さん』 

2021/4/24 08:00

https://www.sankei.com/article/20210424-DAX3WK3CDRLMFDUOF7MBDB4CE4/


多くの好意的なレビューを頂き続けています。

刊行後二年近く経つ今でも続いていて、ありがたいことです。

ありがたいので、多くの読者様達にコメントを返しています。

https://bookmeter.com/books/17532593


現在の目標は、「『ミュゲ書房』を気に入ってくれ、次の作品を楽しみにしている、とおっしゃってくださる読者様たちの期待を裏切らない作品を書くこと」です。

苦しみの最中です。

文章はある程度書けても、魅力的なストーリーをどんどん思いつけるかといえばそうではないので、小説を書くってほんと苦しいな、と思います。


ジャンルは一般文芸です。これはカクヨムなどのウェブ小説出身では珍しいと思います。一般文芸だと、基本的には公募で受賞してデビュー、が王道ではないでしょうか。


カクヨムコンでは何の疑いもなく「キャラクター文芸」に応募していましたが、違ったようです。

実はキャラクター文芸って読んだことがなかったかも? 

小説自体もさほど読まないので、よくわかっていませんでした。

書きたいものを書きたいように書いた結果が一般文芸、という感じです。


体調(大したことないんですが、秋に手術しました)その他で、働かない期間を送っています。


我が家のお財布は、食費は私、光熱費は夫、みたいに分けてありまして、それは無職期間中も同じ……どんどん私の口座からお金が減っていく恐ろしい経験をしている最中です……が、せっかくなので数か月執筆に専念してみることを決めてまして、毎日がっつり机に向かっているところです。

(そういうわけで、以前からの知り合いの作者様、新しくエッセイを読んでくださっている作者様とも、なかなか読みに伺えずすみません。)


では、また!

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