第49話 最後の仕上げの方法

私の場合ですが、小説を一度書きあげてからが本番、みたいなところがあります。


チェック項目は以下。

・文章の最後の音

同じ母音の連続をできるだけ避けるように調整


1.同じ単語の使用頻度

多すぎたら調整。

例えば、「大丈夫」が20個あったりしたら、調整対象です。

ある程度の重複は仕方ありませんが、できるだけ他の言い回しを考えます。

これは、推敲の過程でメモを取って、後でまとめてチェックして直します。頭を使うし時間もかかるのですが、好きな作業です。


2.矛盾点の発見と修正

細かな矛盾点があれば、直します。


3.登場人物の感情の動き

自分がわかっているのと、私はくどくど描写するのが好きではないために、登場人物の感情の動きの書き込みが足りないことがあります。

これを足します。

特に台詞は力を入れます。ぐっとくる台詞が書けるのは、この段階になってからのことが多い気がします。


4.全体を行ったり来たりします

単語の使用頻度などもそうですが、全体に渡っての修正になりますので、行ったり来たりします。どこに何が書いてあるのか、ほぼ把握できるようになるのがこの段階で、すごく楽しいです。充実感。


5.文字数はほとんど増減しません

不思議なんですが、足したり削ったりしても、文字数にはほとんど変化はありません。

仮にもし大幅に増減するようであれば、そうならないように調整すると思います。



カクヨムコンだと、2.までしかできない作者様も結構いるかなと思います。

それでも良いと思います。

でも、やはり全体を把握して調整してある原稿は、強いと思うのですよ。


一度すべてアップして完成した後でも良いので、積極的な推敲と改稿をすると、受賞に近づくのではないかな? と、私見ですが思います。


おまけ: 最近発見した推敲の技。

読み上げソフトで読み上げてもらいながら、赤ペンを持って原稿を読むと、すごく効果があると思いました。


カクヨムコン、いよいよ近づいてきましたね。

皆様のご健闘を祈ります!

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