アラフォーで緑内障になったweb作家の呟き

栗栖蛍

1 ちょっと、私が緑内障なの?

 アラフォー主婦で子供は三人(小・中学生で全部男子)。

 仕事と家事とweb小説をこっそり書いている私が緑内障だと言われたのは、2022年の6月。


 温泉やプール用のコンタクト(普段は眼鏡)を作りに近所の眼科へ行った時、暗い診察室で目の中を見た先生が唸った。

 コンタクトを作る時の眼科ってどこでもいいや的な感覚があって、いつもはコンタクト屋さんに併設する眼科ばかりだったのだけど、その時は家から近い普通の眼科に行った。


 そこで──


「視野検査したことあります?」


 先生が複雑な顔をしている。聞いたこともない検査だった。

 視野検査ってのは、今現在どのくらい見えるのかを判断する検査の事だという。


「緑内障っぽいんだよね」


 ちょっと待って。緑内障──?

 緑内障とか、白内障とか、名前はよく聞くけど自分には関係ないものだと思ってた病名。失礼だけれど、還暦過ぎたらの話なんじゃないかと思ってたくらい。

 どんな病気なのかもサッパリ分からない。


 人間ドッグだと『眼底検査』ってのがあって、緑内障の指摘を受けることがあるらしいんだけど、一般の健康診断しか受けてない私は視力検査くらいしかやってない。


 そして翌日にやった視野検査をして、緑内障が確定した。

 右が中期で、左が初期。


 その後webで調べると、きちんと治療しないと目が見えなくなる病気らしい。


 ちょっと待て。見えなくなるのか──私はどん底に落ちた。


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