第9話 趣味と希望を見つけた

だから明日からはもう怒鳴られるような怖いことは何も起こらないから

あの人たちだって興奮して口調がきついだけだから、気にしなくていいの

普通の生活に戻れるといいね。


あなたは本を書いて過ごしていく方がいいんだと思う

それはね、職業を持って本を書いている人には遠く及ばないけれど

誰かの心に波紋くらいは作れるから

昔から体が弱くって今もそれで迷惑をかけて色々あった貴方の

趣味にちょうどいいと思う。

趣味を持つっていう事はさ、気力が湧くから、友達もできることだから

頑張って。


もしあんたがおじさんに渡せなかった小説書けたら俺が読むから持ってこい

気乗りはしないけど、通れば俺の手柄ってことになるから

うちにいるもっとヤバい奴よりはお前の方が使えると思う。


そう言って勝手口で頭に塩をかぶると流星君は夜中に車で東京へと帰って行った。

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愚か者 流星未来 @ryusei_mirai

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