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音崎 琳

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底のない花瓶に注ぐ日曜日


皮膚の裂け目から赤い目見るも憂し


閉ぢた窓越しの秋雨夜明け前


潜水の息継ぎのごとく人に逢ふ


天の川の星を注いで秋の水


ハンケチも砂糖の香り降誕祭

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