転
友達から君の彼氏モテモテやねとLINEが来ました。
嫌な予感はしたけど彼に聞いてみました。
彼は高校でモテているらしいです。
他の女の子には冷たくしてるつもりなんだけどごめんねと謝ってきました。
彼がモテるのは辛かったです。
毎日不安を抱えながら生活していました。
でも私は彼のことが大好きでした。彼を信じました。
それからお互いのテスト期間が重なり全然会えなくなってしまいました。
次にあったのは1ヶ月ぶりでした。
彼は12時に部活が終わるから一緒に遊ぼうと言ってくれました。
でも実際終わったのは3時でした。
彼は予定表見間違えたごめんと謝ってきました。
私はそんな彼が可愛いなと思いました。
私は新しく買ったズボンとサンダルを着て行きました。
彼は私の服装を見て可愛いと言ってくれました。
やっぱり好きだなと思いました。
そして今日も何故か自転車のチェーンが外れました。
彼はまた手を真っ黒にして直してくれました。
やっぱりかっこいいなと思いました。
この日のデートが最後でした。
それからは彼と予定が合わなくなりました。
それでもLINEは好きで溢れていました。
彼は新人戦に向けての練習に取り組んでいるようでした。
私も夏季課外で会えませんでした。
夏休みに遊園地に行く約束をしました。
久しぶりに彼との予定が入って楽しみでした。
LINEのペア画が変えられていました。
彼はLINEの調子が悪くなったと言いました。
変えられたと言ってもアイコンが未設定になっているだけでした。
早く直って欲しいなと思いました。私は彼を信じていました。
LINEの返信が急に遅くなりました。
私は体調が悪くなったのかなと心配しました。
でも彼は元気そうだったので安心しました。私は彼を信じていました。
全然LINEの返信をしてくれなくなりました。
もしかしてLINEが本当に壊れたのかと思いました。
それを確かめる為に私は熱が出たと嘘のLINEを送りました。
すると彼は大丈夫かと心配してくれました。
LINEが壊れていなくて安心しました。私は彼を信じていました。
夏季課外最終日。今日の部活が終われば彼に会えると思いました。
おはよ! と私が言うとおはよっと彼は返してくれました。
行ってきます! と言ったら行ってらっしゃい! 頑張って! 俺も今から部活!
と返信してくれました。
部活頑張ってね! と送って私は学校に向かいました。
私は部活が終わると彼に今から会えるかと連絡をしようとしました。
通知には『別れたいっていうか、理由は色々あるんだけどさ』と書かれていました。
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