幸せだった思い出
そらちゃ。
起
君は私に恋をしました。
授業中にウトウトしている私から目が離せなくなりました。
私も君に恋をしました。
授業中にウトウトしている君から目が離せなくなりました。
私達は隣の席でした。
でも緊張して全然話せませんでした。
隣の人とじゃんけんをして勝った人が答えを言う授業がありました。
私達は初めて向かい合いました。
じゃんけんの結果はずっとあいこだったので授業になりませんでした。
運命だと思いました。
コロナでリモート授業になると君に会う回数が減りました。
すると君は突然LINEを追加してきました。
通知を見て私は胸が爆発しそうでした。
早く追加したかったけど30分後に追加しました。
君の友達が私のことが好きだから仲良くしてやってくれという内容でした。
正直ショックだったけど友達思いで優しいなともっと君を好きになりました。
私は君の受験の前日に明日頑張ってとLINEをしました。
君は嬉しそうに頑張ると言いました。
それから私は君とたくさん話せるように努力しました。
家に誰も居なくて暇だから話し相手になってと嘘をつきました。
毎日その嘘をつきました。
君は私に卒業式で手紙を渡したいと言ってきました。
仲のいい友達全員に手紙を渡すと言っていました。
恋人じゃなくても私のことを大切に思ってくれている気がして嬉しくなりました。
卒業式の一週間くらい前に君は私に告白しました。
君は卒業式まで待てなくてごめんと言いました。
私は震える手で私も好きでしたと送りました。
体全身が細かく震えて涙が止まりませんでした。
君はこんなに幸せになっていいのと聞いてきました。
私もこんなに幸せになっていいのと聞きました。
この日の夜は信じられないほど全然寝れませんでした。
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