第40話 早食い対決
「3.2.1…スタート!」新人ちゃんが漫画で見るような特大料理を置いてくる。美味しそう。美味しそうなんだけど、大きすぎない!?
1mくらい積まれてる!しかも容器がでかい!
まあ、食べるけどさ…。「料理名は特デカ盛りステーキです!」私が持って来た魔物のせいでこの量の肉を…。全員絶句してる。虚無になって食べている分身ちゃん。苦笑いする新人さん。美味しそうに食べているがステーキの大きさに引いているシステムさん。
私かい?思っていた以上に美味しくて手が止まらなくなってるよ!肉汁が美味しい!熱っ!でも汗が出てきても手が止まらない!なにこれっ!ハフハフッ!美味しすぎる!しかも味付けが塩胡椒のみという元祖な感じ!そして火が通るように何枚かに切られているのも食べやすくて良いっ!「…私も負けていられません!」
『確かに量を考えなければ美味しすぎる!』
「手が止まらなくなって来ました!」
皆の進みがはやくなった。でもそれよりも!
「「「『美味しい!』」」」「えへへ~!」
飽きない!飽きない旨さだよ!本当に美味しすぎる!語彙力が無くなりそうなレベルで!ただただ美味しい!口の中で肉が溶ける!肉の生臭さは山菜で抑えられていて、きのこステーキも食べやすくて出汁が出てるのに肉と違和感なく食べられる!でもどんどん肉が無くなる!もっと食べたい!「ビールと合いそうですね!」新人ちゃんそういうこと言わないの!飲んだことないけど!絶対合うじゃん!
「あ、あれ?もう食べ終わった…」「私も」
「僕も」『僕もです』
しかも身長また高くなったよ!よし!
「勝っていたのについに負けました…」
「よっしゃ!」「新人さんガッツポーズしてる〜!新人ちゃんもついに負けたか〜。」
『僕もまあまあ高くなりましたね!』
ああっ!?皆が成長して美男美女に磨きがかかってるよ!でも中性的な顔なのは変わらないね。しかし。それがいい。それが良い!
「料理も頑張らないと〜♪」
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