ライラの手紙・4

 拝啓 ハリソン・ミラ・ウリザーグ様。




 先の手紙をお送りしてから、すでに二ヶ月が過ぎました。


 なのに、あなた様からのお返事は一向に届きません。


 代わりに届くのは、近々本当に革命が起きるかもしれないという噂ばかり。


 あなた様のことを心配しているわけではありませんが、わたくしの知らないところで勝手に死なれては寝覚めが悪いというもの。


 ですので、どのような形でも構いませんので、どうかお返事をくださいませ。




 ライラ・クラインより。

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