第48話


「こうちゃん......大丈夫だった?けがはない?抱き着かれたりとか、キスされそうになったとか、セクハラされたとか....」

帰りも電車に乗る予定だったがお母さんが断固拒否したため、あらかじめ呼ばれていたらしい夕夏さんが車を裏につけていた。

そんな車に乗った瞬間、先ほどの質問攻めというわけだ。

「奥様、浩二様もお疲れでしょうし、明日でもよろしいのではないでしょうか?」

(あ、追及はされるのね)

「えぇー...でもな...」

「奥様...」

「むぅー....................いいよ」

(絶対納得してない...)

「でも明日香は多分これよりひどい質問攻めだと思うよ」

「どうして?」

「だって部屋でこの番組をリアルタイムで見てるからね」

「え?」

「多分今頃......」

~家(明日香自室)~

普段、その部屋は明日香のクールな形とマッチしていて整理整頓が行き届いて全体的に淡い青で統一された素晴らしい空間だが今日の明日香の部屋はそれとはかけ離れた状態だった。真っ暗なその部屋にはぼんやりと映るテレビと毛布を頭からかぶりそのテレビをのぞき込んでいる人影があった。

そんな彼女はぶつぶつと何か言っていて通常の明日香の姿とはほど遠かった。

「わた.......ちゃん.......あ....く....女......困ら......って......ふざ.....な...」

~車内~

「相当、頭に来てるだろうね...明日香はまっすぐな子だから、あの....えっと、坂本さんだっけ?、ああいう、回りくどいやり方は多分大っ嫌いなはずだよ」

「そ、そうなんだ...」

「あとで私からもフォローは入れておきますが、やはり浩二様から直接のほうが怒りは静まりやすいかもしれません」

「こうちゃん、私からもお願い」

「....大丈夫、分かった。」

「ありがとうございます、浩二様...もうすぐ家に着くので下車の準備をよろしくお願いいたします」

~自宅、明日香の部屋前~

コンコン

「お姉ちゃん、大丈夫?帰ったよ」

返事がない、女性の部屋に勝手に入るか入らないか迷っていた、その時...

ガチャ

「え?」

急に30cmほど開いたかと思ったら白く長い腕が浩二のことを部屋に連れ込んだ。





ども、作者のtenPです。

えー前回を投稿してからかなり経ちました(リアルタイムの場合)

皆様、一つ言い訳させてください。

前話を投稿した、次の日に手に取った小説が面白すぎるんですもん...

夢中になりすぎました....反省してます、はい。

ですがそれも一区切りついたのでこれからものんびりと書いていきたいと思います。

お付き合い宜しくお願いします。

※はまった小説↓

https://syosetu.org/novel/243534/

面白いので皆さんも見てみてください!

ではでは

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