第46話
坂本さんの質問は「Vtuberで一番気を付けていることは何ですか?」だったはずだ....
何かがおかしい...
「えっと、質問をもう一度お願いします」
「松杉さんは女性をどう思っているのでしょうか?」
....落ち着け....ここで深く考えてもしょうがないことだ...この質問の真意を考えろ、自分に正直になれ...
「自分にとって女性とは...」
「はい」
「自分を守ってくださっている方々だと認識しています、女性が守ってくださらないと男性は生きていくことはできませんから。男性はひ弱であり希少であり絶対的に守らなければならない存在だという考え方がこの世の中の大部分の土台として君臨しています、しかしその考え方は本当なのでしょうか?確かに男性を保護するのは必要です、男性は女性と違って自分一人で生きていくことがどうしてもできない人間ですから。この日本ですら男性の横暴さは目に余るところがあります。暴言暴力は当たり前、そして昔から甘やかされた結果による横柄な態度、自分の親を親だと思わずにメイドとして使う。こんなものが氷山の一角として見え隠れしています、男性方に問いたい...あなた方は感謝したことはありますか?もしこの話を聞いて思うことがあるのならばそれ通りの行動をした方がいいのではないでしょうか?...だいぶ話とそれましたが、これが質問の答えでいいですかね?」
浩二は男女比のラノベを見たときに思ったこととネットを使用し発見した男性の神と思いその指示に従うことを喜びとしている女性に対する考えを吐き出した。
「そう...ですか...ありがとうございます」
「ええぇっと....では最後に川里さんお願いします」
北川さんは川里さんにマイクを渡した
「で、では私はVtuber目線で質問しますね、では....」
~本番終了後~
「お疲れ様でした!」
「はい、ありがとうございました!」
なんとか放送を終えることができた一同は坂本を除き全員疲労困ぱいしていた。
後片付けを終わらせ出演者専用の休憩室に坂本を除く三人は行くことになった。
・・・
「本当にお疲れ様でした、あと本当に申し訳ありません」
「いえいえ、大丈夫ですよ、むしろ言いたかったので逆に良かったのかもしれません」
「...坂本さんは急にああいうことをする方ではなかったんですがね...」
と川里さんが少し困惑した顔で話す
「多分、坂本さんは試したかったんじゃないかなと自分は思います...」
「?」
「えっと、つまり自分を困らせるのが目的とかでは全然ないと思うんですよね...」
「まあ、確かに、あれで私たちを試しているような感じは一切なかったですね......」
「それに、なんか変な雰囲気になりましたし...もしかしたら何か思うことがあったのかもしれないと、思って...」
「なるほど、確かにそれはあり得なくはないかも知れませんね」
すると黙っていた北上さんが
「ええ、悪い子ではないんです、嫌いにはならないでくださると幸いです」
「嫌いだなんてそんなことないですよ」
「そうですか...ありがとうございます」
コンコン
「こうちゃん?そろそろ」
「あ、すみません、自分はそろそろ上がります、今日はどうもありがとうございました!」
「いえ、こちらこそ、ありがとうございました。」
「またお願いします」
がちゃ
・・・・
「そういえば、写真...」
「あああああ!!!」
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