第12話 結成!我ら炎上戦隊燃えるんじゃー
「あーあーテステス。どうも皆さんこんにちは、今日は凄いですね、つい先日初の、同接四桁行ったのに、今日は五桁だよ五桁。いやー凄いね。じゃあ改めて自己紹介しますか。どうも皆さん、炎上戦隊燃えるんじゃーリーダーにして、レッドの九重ホムラだ。俺はアイドルグループ内にいる、唯一いる男だよろしくな!じゃあ次」
「いやー本当に、いつものホムラの配信とは大違いだな人数だけ、コメントはいつも通り、真っ赤かだけどな。俺は、炎上戦隊燃えるんじゃー副リーダーにして、レッドのアンダーライブ所属、二階堂ハジメだ。俺は過去、周りの皆んなとは違い、配信が面白くなかったり、配信構成が悪かったりで燃えに燃えていだぜ。よろしくな最後に」
「は、はい。えっとユメノミライ所属の、炎上戦隊燃えるんじゃー、レッドの歌姫クラゲです。えっとその、配信中に彼氏バレして、大炎上中です。よろしくお願いします」
「おいおい、どうしたんだいクラゲちゃん。そんなに緊張して、もしお困りなら先輩である、俺に何でも聞いてくれよ。手取り足取り教えてあげるよ」
「流石リーダー、自分が燃える事もいとわず後輩を助けるとは、いやー眩しいね。体が燃えている様だ」
コメント
:何だこの企画
:まさかこう来るとは
:何故その船に乗ったハジメ
:火に油を注ぐスタイル
:炎上戦隊燃えるんじゃーw
:何人レッドいんだよw
:これ全員炎上経験者かよそれも結構なレベルの
:クラゲちゃんを巻き込むな
「では我ら、炎上戦隊燃えるんじゃーの初のコラボ内容は、【ぶっちゃけよう!炎上してるこっちの身に、なってみろ愚痴対談!】いぇーい!」
「ドンドンぱふぱふ!」
「いぇーい?」
「えー、この企画は日々炎上で、体を鍛えている俺が、その時感じたイライラを、発散したいと思いハジメと、今現在炎上中の、歌姫クラゲちゃんをお呼びしました!そして、この企画は運営に許可を取ってません!いやぁー後が怖いねぇ」
「えっ、許可取ってなかったんですか!?」
「いやー取ってないというよりかは、俺運営に嫌われてるのか、無視されてるんだよね。だからこの企画を進める間も、何度か許可を取る為に連絡したんだけど、残念ながら繋がらなかったんだよね。いやー残念残念。あっでも、アンダーライブの運営さんとは、メル友だからそっちには、ちゃんと許可とったよ」
「メル友って、何それ俺知らないんだけど。いつそんな事してたんだ?」
「そんなの俺の必殺技である、ファイヤーパンチを繰り出して入院した頃かな」
「あーあの時か!」
コメント
:よくこんな企画運営が通したな
:まぁ愚痴くらいなら聞いてやるよ
:許可取ってないは草
:クラゲちゃんびっくり
:この反応だとハジメは知ってたな
:何?何故お前がアンダーライブとメル友に!と言うかメールって古いな
:こちらはハジメがびっくり
:でたホムラ必殺ファイヤーパンチ
「じゃあまずは、リーダーである俺から話そうかな」
「よっ流石はリーダー!」
「頑張ってください」
「おう任せとけ」
一旦息を整える為に、深呼吸をする。そして俺の中で、ずっと燻っていた、何処にもぶつけられないイライラを、吐き出した。
「何故、俺が燃やされる!!!俺はユメノミライが、アイドル売りする前から配信してんだぞ!その俺が、何故ここまで叩かれなければならない!それに、何故お前ら運営が、俺のバックアップをしない!その癖、どうして俺の稼いだ金をお前らが取る!正直俺は、ユメノミライに所属していなかったら、もっと確実に人気になっていたぞ、ソースは俺のメル友のアンダーライブの運営だ!足を引っ張るだけ引っ張っているテメェら運営は、クソだ!金返せ」
コメント
:思ってたよりガチな内容だ
:何かごめんな
:うっわ
:ここだけ聞くとクソ運営だな
:ここでもまたしても登場するメル友
:金返せは草
「おー、思ってたよりガチな奴だな。ホムラお前溜まってたんだな」
「いやこれでも話せるレベルの奴だぞ」
「私の知ってる運営さんとは、全く違いますね」
「そうか?でも今、運営がクラゲちゃんにしてる事考えたら、納得いかない?詳しい事は、知らんけどあの謝罪動画も、運営にやらされたんだろ?」
「おいおいちょっと待ってくれよ、リーダー次は俺の番のはずだろ?」
「そうだったな、すまない副リーダー。この話の続きはクラゲちゃん本人から、後で聞こうか」
「では、二番手は炎上戦隊燃えるじゃーの副リーダーを務める、この俺が行かせてもらおう。」
コメント
:思ってたより重い話でクラゲちゃん黙っちゃった
:↑逆にハジメは若干話したくてうずうずしてるw
:まぁクラゲちゃんは配信開始してからまだ一か月も経ってないからしょうがない
:数多のアンチを持っているリーダーと副リーダーと比べたら、クラゲちゃんはまだまだペーペーよ
:炎上玄人に混じる炎上素人
「まずは、今までつまんない配信をして、すいませんでした!だけどな俺はあれでもお前ら、視聴者を楽しませようと色々考えてやってたんだ、それをお前らは俺の配信も見もせずに、噂だけでつまらつまらんと言う奴は消えろ!知ってるんだぞ、俺の配信を見に来てた奴らの名前は今でも全員覚えてる。そいつらは、いつも面白いと言ってくれていたぞ。だが、俺の事を悪く言ってるお前ら!そうお前らだ、俺はお前らの名前を配信で、一度も見た事ないぞ?なのにどうして、俺の配信がつまんないって分かる!お前らが、アンダーライブに入れなかったからって、俺にあたってんじゃねぇよバーカ!!」
コメント
:ハジメめちゃくちゃいい笑顔だな
:僻みであんなに燃えてたのかハジメ。そらホムラと仲良くなるは
:ハジメ可愛そう
:バーカで草
:何か思ったよりこの配信燃えてないな
:↑いつものホムラの配信の方が荒れてる
「おいおい何だよ、vtuberアンチってのはどんだけ、小っちゃい野郎どもなんだよ。俺も、ハジメも、迷惑してんだから、これからは人を下げるんじゃ無くて、自分を磨く事に時間かけろよ!」
「それもそうだね。そんなくだらないことしてる限りは、どこの事務所も君達の事を、受け入れないだろうね。まぁどれだけ頑張っても、ホムラの立ち位置には、一生なれないけどな」
「そら、今からうちに入ってきたいやつは、本当にアイツと同じ、直結野郎だろうからな」
「その話題って、触れていいのか?ホムラにクラゲちゃん」
「俺は、今回バリバリ触れるつもりだぞ。俺の炎上の殆どが、アイツ元二期生の久瀬ヤウロせいだからな」
「あの、でも確かその人って、触れちゃダメなんじゃ……」
「そんなの今更今更。だってそれよりやばい、運営の愚痴言ってるわけだし。今更あんなクソ野郎の話しても、誰も困んないって」
「まぁそっちが大丈夫って言うなら、大丈夫なんだろう」
コメント
:うっ俺の心にダイレクトアタックする言葉が
:成程だから俺はアンダーライブ受からなかったのか
:久瀬の野郎と同じにすんな俺はただ純粋にユメノミライの皆んなと仲良くしたいだけだ!
:↑キモ
:久瀬ヤウロって誰?
「マジか、まさか久瀬のこと知らないやつが、居るとはな。アイツは、ある意味でレジェンドだと思ってるんだけど」
「ホムラの言う通りだな、アレのせいで男vtuberは、軒並み風当たりが悪くなったからな」
「そうだったんですか。実は私も、あまりvtuberの事は詳しく無かったので、その久瀬さんと言う人の事も、運営さんが名前を出しちゃいけない人って、言ってたぐらいしか知らなくて」
そうか、最近はもうあいつの話題も出なくなったのか、
「ならついでだし、久瀬についてでも話そうか?それとも先にクラゲちゃんが、愚痴を言うかい?」
「まだ心の準備が出来ていないので、出来れば先に、その久瀬さんの話をお願いします。」
「なら久瀬ヤウロと言う、クソ野郎の事を、改めて説明してやろう。まずはそうだな、アイツは俺たちの入っている、ユメノミライの元二期生で、俺に続いて2人目の男性vだな。ここまでは、クラゲちゃんも知ってるだろ?」
俺がそう聞くと、クラゲちゃんは一応自分なりにデビュー前に調べたと話した。
「なら続きだな。アイツは入ってきた当時から、問題行動が多くてな。俺や他のメンバーにそれにクソ運営からも、何度も注意されていたが、態度を改めず、他のvtuberさんや、企業さまに迷惑をかけまくっていた。勿論ハジメの所属している、アンダーライブにもな。だが、まだギリギリそこまではよかった。問題はこの後だ、コイツは何と視聴者に、手を出したらしいんだ」
俺があった事実をそのまま淡々と話すと、そこまで酷い人物だと思っていなかった、クラゲちゃんは驚きのあまり黙り込んでしまった。
「まぁその件があってから、運営は男vを許さん!ってなって、その結果、今のユメノミライの形になったんだよね。そして、その被害に巻き込まれたのが、俺ってわけ」
「それ九重先輩は、全然悪くないじゃないですか!」
「だよな!俺全然悪くないよな!」
コメント
:いやー改めて聞いてもヤウロってクソだな
:おーい久瀬くん見ってるぅ?
:おいおい刑務所からは配信は見れないだろw
:運営君は今も昔も無能なんだね
:これマジでホムラ悪くねぇじゃん
:何でホムラ燃えてんの?
「という事で、ユメノミライの本当の汚点、久瀬ヤウロの紹介でした。もっと詳しいことが、知りたかったら。久瀬ヤウロのwikiでも見てね。それじゃあクラゲちゃん準備は、大丈夫かな?」
「……はい大丈夫です。」
「それでは最後に、現在大炎上中の歌姫クラゲちゃんの、今まで言えなかった本音です。どうぞ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます