青垣の中の楽園への応援コメント
プロローグ部分、改めて拝読しました。丁度いい規模の怪異と、行き渡った世界観の説明、共に申し分ないと思います。
一つだけ、私の読み落としでなければ、ですが、
>靴を取られた和田親子には、店にあったサンダルを貸して帰ってもらった。
和田親子は、比良坂市の新市民だと思うのですが、ここの描写は入居先の家から閉め出された、という話ですよね? であれば、「帰ってもらった」その先はどこなのか、よく分からなかったです。こちらの勘違いであればいいのですが。
作者からの返信
コメントと的確なアドバイス、ありがとうございます。本当にいつも助けになります。
今回のまほろばの怪異のトリック?は、説得力がちょっと弱いかなと思いつつ、元からこの歌が好きだったので無理に登場という、私としては毎度のパターンです。
和田親子の帰り先、ご指摘の通りですね。比良坂市は家が見つかるまでの間、市役所の宿舎に住んでいるという設定があったんですが、文字数を削っている時にうっかり消してしまいました。
該当箇所の文章を「仮住まいにしている市役所の宿舎へ帰ってもらった」という風に修正しました。
麦酒のものは麦酒の元にへの応援コメント
読了いたしました。
前の話とは違って、この世界の成り立ちを絡めての、謎解きメインの話に仕上げられたのですね。似た感じのドンパチを繰り返すよりはコントラストも効いて、よく考えられた構成だと思います。
読後感もいいし、このまま終わるなら終わるで、さらに話を続けるなら続けるで、結構ではないでしょうか。私はもちろんここから長編シリーズになることを願います。でも、キャラがぽろぽろと旅立っていってしまう展開はちょっと寂しいから、最適な長さは全八話ぐらいかな? あ、でも、ダークなライバルが出てきたりして、世界の存在理由を賭けた……(以下自重)。
作者からの返信
こちらもコメントありがとうございます。
このシリーズでは物語のパターンを一つに絞らずいろいろやってみたいと思っています。
キャラクターも増えたところですので、私としてもお話は続けたいですね。ただカクヨムのコンテストが6万字制限ですので、本編はここで一旦止める形ですね。でもスピンオフみたくして別作品としてやる手もあるか、など考え中です。
調子の良い本屋への応援コメント
面白いキャラを出してきましたねー。
最初のやり取りを見る限り、私自身はこの手の男を、いわゆる「男のクズ」のさらに下に置きたい気分になるのですが、カツオで主人公を上手に釣る手並みはなかなかのものだと思います。まあ、総じて「不思議な魅力」のあるキャラということになるのでしょうか。
アニメだと、このシーンの後で、一人にやっと目を細めるタイプのキャラですよね。
作者からの返信
いつも読んでいただきありがとうございます。
書き始めたころは一乗さんをからかう役も三淵くんのつもりだったんですが、進めるうちに三淵くんは真面目よりになってきたので、思い切って別のキャラクターに役割分担してみた次第です。
この人を書いている時はわりと楽しいですね。
編集済
本の無限の力への応援コメント
ここまで拝読しました。
話に小休止を入れて、次から怒涛の展開、という形になりましょうか?
読者としては、第一話とある程度似た経緯をたどるのかなと予想しつつ、あの麒麟はどう絡んでくるんだろうとの謎もありますので、いい意味で先が読めません。楽しみです。
それにしても、「内乱の予感」を「オススメの風景画だよ」みたいなこと言ってる一条さんって。
作者からの返信
こちらもコメントありがとうございます。
一話目と二話目で話の展開が同じだとダレるかなと思ったので構成を変えてみました。ご期待に沿えるよう、今バタバタとラストあたりを書いています。
さてダリですが無理やりの登場です(笑)
個人的にはダリの本質って太陽の照りつける南欧の景色だと思っていますので、そのあたりの主張を含めて。
秋芳洞崩壊の危機への応援コメント
後半部分の、お役所書類対策虎の巻みたいな記事、お役所らしさと、内部事情に通じているお役人らしさがよく出ていて、いい味が出てます。事実か想像かは別として、なるほど、役所の書類とはそんなものか、とリアリティを持って迫ってきます。
サブタイトルが謎だったんですが、ただのギャグだったんですね w。ふつうっぽいタイトルの中に、そろっとギャグタイトルを入れる、こういういたずらも楽しいです。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます!
私は役所勤めではありませんがこんな仕事はままあります。困ったものですね(笑)
こういう書類は全見性を求めるのに特化して細分化しすぎるのとセクショナリズムに陥るんですよね。セクションごとに情報を囲いこんで社内政治を始めるのが日本企業の弱点で、あの世でもそれは変わらないようです。
伊福くんと経理部の仕事への応援コメント
比較的息の長いストーリーが一段落した後での、いいテンポの幕間劇ですね。
それなりにアクションが続いた後なんで、また改めて話を積み上げていくのかと思ったんですが、いきなりの(それも第一話以上に華のある)チャンバラとは。この急襲は効きました。
正直、第一話を読んだ範囲だと、「市役所」という設定と、生死の境にあるレトロな生活空間、という舞台が、今ひとつ材料になりきれていない印象もあったのですけれど、それが一転して魅力ある要素に見え始めました。考えてみると、第一話は主人公とその職場の描写に集中しなければなりませんから、こういう拡げ方は第二話以降にどうしてもなるものですよね。
お仕事小説らしさが光りだした書き出しだと思います。コメディネタの期待もうまい煽り方してます。きりがいいので、続きはまた後日に。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます! 大変参考になります。
すみません、第2話は公開分で3分の2程度でして、今ひいひい続きを書いてますが、第1話と同じくらいの分量になりそうです。どうも書き始めると冗長になりがちでいかんですね。湾多様のスリムダウンを見習いたいです。
さて、書き出しは1話目がスローだったので変化をつけたいなと思いました。お楽しみいただけたようで良かったです。
しかし1話目が設定を活かせてないのは、自分でも薄々感じてましたがよろしくないですね。
1話と2話を足して5万字くらいなので、残り1万字で序章的な短編を書き足してみようかなとも思っております。
船出、そして残された人間への応援コメント
第一話を拝読しました。
地下書庫に入ってから後の部分は一気に読めました。
日常系の中で怪異を扱うのは、アクションシーンの程度の兼ね合いとかいろいろバランスが難しいものだと思いますが、その点ではちょうどいい感じで話が収まっているのが秀逸です。
反面、矛盾した言い方で恐縮ながら、よりインパクトのあるシーンの一つ二つがあれば、という気持ちがないでもありません。その点と多少リンクしますが、赤い着物の女の子の正体があいまいなままだったのと、三淵くんは空が裂けた時に何をしたのかがほとんど謎だったことは、少々物足りなさを感じました。あまりはったりをかますと作品の雰囲気も崩れますんで、判断のしにくいところだとは思いますが。
あと、読んでから気がつきましたが、第一話のタイトルそのものがネタバレになっているのは、これも突っ込んでくれという作者の意思なのか 笑、ちょっと判断に迷いました。この雰囲気には合っているようにも思えるものの、意見の分かれるところかもしれません。ただ、こんな感じで各話のタイトルが続いていくのなら、それもアリかなとは思います。
この世界設定での大人向けの短編集というのはユニークです。依頼人次第でお笑いから本格ホラーまでいろんなことができそうですね。むろん、緩めのホラーファンタジーで固めるのも大いに結構だと思います。
続きを楽しみにしております。
作者からの返信
忌憚のないご意見をいただいてありがとうございます! とても参考になります。
後半が平板な展開かなとは思っていたのですが、やはりそうお感じでしたか。文字数を2万字くらいに抑えたくて端折ってしまった感があるので、考え直してみます。
着物と三淵くんのくだりもセリフに修正を入れてみようと思います。
(ちなみにサブタイトルの方は狙ってやってたりします)
拙作をお読みいただいたこと、的確なアドバイス、改めて感謝します。
さんまとSFと消えた作家への応援コメント
一通り読み通してからコメントするつもりでしたが、あまりに(よい意味で)突っ込みたくなる場面が続いたので、改めて感想を入れます。
あの世とこの世の中間にある世界、という、近年たびたび見かける設定ではありますが、まるで見てきたかのように 笑 作品世界を自身のものにしていらっしゃる印象があります。
七輪でさんまが焼ける、それも旨いさんまが、との場面は、許せない、と思いました w。
しかも、仕事があるからアルコールはだめ、ということは、酔っ払うということですよね?
さらには、あの世に行く前に"脱走"までできるとは。
なんというか、作者の「ここは突っこんでくれ」という合図が見えるようで、読んでいて楽しいです。
因縁のついた書物が古本屋にある、という話一つがここまで膨らんでいくその展開もなかなかの手並みだと思いました。
一日で全部平らげるのがもったいない気がしてきましたので、この先はまた後日に。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
楽しく読んでいただけているようで嬉しいです。
タイトルに「日常」と入れたので日常場面も欲しいという建前で、本音だと食事シーンを描くのが好きでやってしまいました(笑)
一応プノイマというのが素粒子の代わりで、この世と同じ物質がプノイマから構成されているという裏設定ですので、さんまも焼けますしビールも、キリンもシンハもギネスもあって飲めば酔っ払います。
ただ輸入物の方がコストがかかるということにしないといけませんね。その辺りはどんな屁理屈をつけようか、考えるのも楽しいものです。
好き放題やってしまってますが、この後もお付き合いいただければ作者冥利につきます。
私たちはどこへ行くのかへの応援コメント
順番めちゃくちゃで恐縮ですが、一度最初から第二話の終わりまで通読してみました。プロローグを入れたことでバランスが変わって感じられるところなどないかと思ったのですが、杞憂だったようです。すでに微修正なさった後だったのかも知れませんけれど、結果的にこのプロローグ、ちょうどいいハマり方になってるように思います。
こうなると、後は続編を紡いでいくだけですね w。