第9話 懐かしい声


久し振りに聞いた声

私に届いたものではないけれど

嬉しくって、嬉しくって

涙が止まらない


重い心が

羽根が生えたかのように

軽くなった


このまま、鳥になって

空の向こうへ飛んで行きたいな


君は待っていてくれるのでしょうか?

それとも、追い返されてしまうのかな



遠い空に想いを馳せる

センチメンタルな

夏の夕暮れ

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