第21話一条さん(父親)

「ここで社長さんがお待ちだ、くどいかもしれんが何度でも言うぞ....くれぐれも粗相のないように」


「わかりました」


このように父と会話するときは自分の感情を潰す。父は僕の事を道具かそれ以下にしか見ていない.....と思う。

.....この無駄に綺麗な扉の向こうにその社長さんがいるのか。


ガチャ.....


「失礼します....」


扉を開けると母と40代くらいの男性がいた多分この人が社長さんだろう.....


「初めまして....西浦紘です」


「あぁ、君のことは聞いているよ、そんなところに立ったままでは話しづらいだろうこっちに座りなさい。あと有沙さん私は彼と二人で話がしたい。退出してくれ」


「わかりました...では失礼します」


ガチャ.....ガチャン


「....さてようやく二人きりで話ができるね...」


そういって先ほどまでまとっていた圧が消えて口調も気さくな感じになった


「...あの何故僕なんかと..」


「それはね君は初めて私の娘が気を許した相手だからだよ」


ん?.....


「娘さん?」


「おや?その感じは私が誰か知らないようだね。私の名前は一条 帝...一条 姫の父親だよ」


へぇ~一条さんの....一条さんのお父さん⁉






♦♦♦

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