単行本と文庫本
小説を買う時に主な選択肢として現れるのが、単行本と文庫本だと思う。新書もあるが今回は置いておきます。
ということで、みなさんどちらを買うことが多いですか?
僕はどちらとも言えない派です。そのどちらにも違った魅力があって悩んでしまうから。
自分ルールがいくつかあるのだけれど、直木賞、芥川賞、本屋大賞などの受賞作は、作者さんに印税を還元するためにもありかなと思うのでこのへんは単行本一択で買ってます。
あと大好きな作家さんの作品は、文庫落ちまで待てない&応援の意味もあって単行本で買ってます。この待っている期間が辛くて単行本に手を伸ばしちゃうのだけれども。
単行本のデメリットとしては、本棚の占有場所が増えること。四六判やB6判が主だけれど、出版社によって微妙にサイズ感が違うので統一感がないこと。
あとは、自宅以外で読もうと思った時に、かさばる、痛む、重いなどの問題があること。
メリットは満足感があることと、文庫になるまで待たなくてよいし、文庫にならなかった場合のがっかり感がない。あと所持しているという満足感が僕的には高い。
凝った装丁のものもあるので、内容以外でも楽しめるというのもある。
文庫本で購入するメリットは、出版社毎にフォーマットが決まっていることも多いので、統一感があって良いというのがある。サイズ感もほぼ一緒なので複数社の作品を作者毎に並べてもまとまりのある本棚を作れるのも嬉しい。
また、サイズ的にも持ち運びに便利で、出先に持っていったりすることが容易であることもあげられるだろう。僕は常に二冊ぐらいは鞄に入ってます。
価格も単行本に比べて安価であることが多いので、手を伸ばしやすいというのもあります。
あと文庫落ちした際に、あとがきや解説が加筆されている場合もあるので、チェックは怠れない。という問題がある。
たまに文庫本でもあとがきがないものがあって残念な気持ちになるのだけれど、その場合はページ数と折数を数えて納得するようにしていたり。でも文庫にはあとがきが欲しい派ではある。
僕が大好きな新井素子さんとかだと文庫本用のあとがきとか手のこんだことをしてくださるので両方買ったりする罠もあるけどね。しかたないんだ。ファンだし我慢できないのよ。
あと、ラノベなどはそもそも文庫版しか存在しないのもあるので選択肢がないという場合もあるにはある。逆に言うと文庫落ちしない問題を回避できるのだけれどね。
不思議なことに漫画だとこの辺の葛藤があまりないことを最後に付記しておきます。
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