昆虫ストライク

※虫のエピソードなので、苦手な人は読み飛ばしてください。


 僕は夢の中で頻繁に蜂に襲われる。


 もう、なんでだかわからないけれど、非常に怖い夢をみて目を覚ますときは、おおむね蜂関連だったりする。内容は基本パニック映画みたいになる。


 蜂がナタをもったおばあさんのパターンもあるけどね。


 それ以外の夢は頭がおかしいやつか、頭が変なやつが多くて、笑いながら目が覚める。どちらにしろ気持ち悪いやつだ。僕が。


 子供の頃は、虫を特に好みはしなかったのだけど、大丈夫ではあったのだ。けれども加齢とともに苦手方面に振れていった。


 そんな僕は虫関連のエピソードに事欠かない。だいたい怖い目にあうか嫌な気分になっちゃうんだけどね。


 ある日、庭で親の手伝いをしていた時のことだ。ふとジーパンのポケットに違和感があったので、手で中を探ると激しい痛みがあった。なぜかポケットの中にアシナガバチがいて刺されたのだ。


 種類にもよるけれど蜂はさすと基本、死ぬ。子供ながらにその知識はあったので、もう一度ポケットを探るとまた激しい痛みが……二匹目がいた。いまだになぜそこにニ匹いたのかわからないのだけれど。子供心にショックだった。


 またある日、自転車で軽快に走っていたら開いていたワイシャツの胸元にススメバチが偶然、スポッと飛び込んできたのだ。


 顔は恐怖でひきつっていたと思う。どうして良いのか分からず、刺激を与えないように、気持ち広く胸元をあけて、じっとすること一分くらいだろうか。羽音を響かせながら去っていってくれた。人生でかなり長く感じた一分間かもしれなかった。


 このようにボクにはよく虫が飛来する。えっと、へんなフェロモンとかだしてないもん。きっと。


 ある日、仕事場に向かいペダルをシャコシャコ回していたら、セミが胸元に止まってきた。ををぃ。軽くパニックになる。セミって意外と気持ち悪いんだよね。あ、あ、歩くんじゃねーよ。樹液はでませんから!


 ある日、仕事場に向かいペダルをシャコシャコ回していたら、デコに強烈な痛みが走った。よく見ると緑色のカナブンが勢いのまま、僕の服に不時着していた。衝突したのかよ、なんでだよ。


 もうさぁ。寄ってきてほしくないのに寄ってくる。そうゆうふうにできているらしい。もう少し関わりなく共存してほしいものだ。



 余談だが、最近見た夢ではウマ娘のハルウララちゃん(体操服にブルマ姿)の腰を抱いて、崖の上からアルフォンスとグリフォンが戦っているのを眺めていた。なんでパトレイバー、古すぎるだろ。てかその姿のハルウララちゃん帯同してる時点でおまわりさん呼ばれるヤツ。

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