第5話「名無しの森」のウルレア

エルフの森を棄てて小さい森の族長になったクソエルフにお尻ペンペンしてやりたい。


「さ、入るぞ」

そう言って「名無しの森」に入っていった。


入った瞬間から癒やされ気配が歓迎してくれてる。


…だが、入って多分2、3分でティアレスの悲鳴が聴こえた。

「お姉さま、彼がいきなり倒れて…背中には弓が3本刺さってて…」


「ココア、落ち着きなさい。 その矢、引き脱かず見せなさい。」


刺さった矢は麻痺・出血・昏睡の矢だ。


「ウルレア!何故私を狙わない!」

森中に聞こえる大きな声で私は問いかけた。


「魔法学園の同期生じゃない奴に攻撃するのか?」

…返事は無い。


それでも私は大きな声で彼女に訴える。


「はっ…デンジャーズの恥晒しが!」


そう。現在は姫騎士と呼ばれてるけど、魔法学園では危険素材。で、私達6人は「デンジャーズ」そう呼ばれてました。


「デンジャーズも刻が経てばクソッタレに変わるのか? …私達、いつも要らない目で視られたよね。 お前は、上から目線。…もう、デンジャーズを名乗るな!」




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