第2話

俺の卒業した学部は輸送隊科

扱い的には実戦科の2軍扱いの学部だ


一握りの才能の持ち主から外れ

実戦科に落ちた俺は滑り止めの輸送隊科に進学した


主に戦士を志したが、実戦科の試験に落ちたものと

最初から商人を志す者の混成クラスと言っていい。


まあ大したことは教えてくれなかったが

護身戦技を程々に

重い荷物を背負っての山越え訓練

商人としての計算

あと地方部族の言葉

これはだめ、俺は母国語ですら字が下手なの

(自動翻訳:日本語だが彼の理解できない言葉は意味不明になる)


おかげで体は丈夫になった。

ギルドの仕事をこなして

独立の元手を貯めよう


なあ、お前一応卒業できたなら

もう一つ心を持ってるはずだよな

どうしてそれを使わない?


これか?


「ゴーストの心」


くじで当たったのがこれなんだよ

頭脳労働向きの商人の護身魔術には適正があるかもしれんが

俺のやりたい事は戦士として名を挙げることだ


たしかにウルフの心のほうが戦士に向くか?


ああ、やや素早く攻撃できる

その特性を生かして他の魔物を狩る


あとはこんな俺と組んでくれる仲間が必要だ

ウルフの心は戦士型にしては防御に不安がある

組むならクラブの心を身に着けた人と組めるのがありがたいが!




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