第11話 麻布十番のバー
店に入ると、綾はカウンターで既に飲んでいた。
“綾、ごめんね~。”
”いいのよ、昨日の今日で急に誘ったんだし。でも忙しいみたいだね、エリーナも。“
二人は乾杯した後に互いの近況について語り、エリーナは貴志とヨリを戻した事を話した。この事は、まだソフィアにしか話していなかった。
“えーっ、そうなんだ。あの日そんな事になったんだ。でも、返ってよかったんじゃない。エリーナは吹っ切れてなかったし。”
確かにエリーナは、貴志の事を吹っ切れていなかった。それは女同士でしか話さない秘め事だった。
”まぁねぇ。でも、こう言うなし崩し的って、どうかなと思うけど。ところで、相談って何?“
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