第5話 仕事とストレス
二人で何時ものバーに入った。
“ソフィア、仕事はどう?”
”まだ、よく分かんないかなぁ。“
“私も、何の為の広告って思う事が時々あるよ。”
”まっ、お互いこれからよ。“
“そうね。”
広告代理店で働き始めたエリーナは、送信されてくる原稿を来る日も来る日も翻訳する日が続いた。
思っていたメディアの仕事とは違っていて、“これって機械の仕事じゃないの?”と時々思った。
分からない業界カタカナ用語も色々あり、悪戦苦闘する毎日だった。
”あ~、一体何の為に日本に来たんだろう?”そう呟き、ストレスがたまる一方で悶々とした。
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