第9話 NYのボトルマン

僕は帰国して、亜希子に連絡をした。

再会して、ニューヨークでの出来事をアレコレと話した。


その頃、ボトルマンと言われる当たり屋が出没していて、紙袋にボトルを入れぶつかってきて落とし、割れたから金を払えというモノだった。


”やっぱり、ちょっと危険なのね。”と怖がりながらも、憧れのニューヨーク話に興味深々だった。僕らは、二人で時々飲みに行くようになった。


ある日、彼女が飲み過ぎてタクシーで送ろうとしたら爆睡してしまい、家が分からず僕の家に連れ帰った。


彼女をベットに寝かせて、すっかり酔いが覚めた僕は小説を読んでいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る