心閉

君が人と話してる姿を見ては苛々して

悲しくなって 虚しくなって

そんな君は知らない 知りたくない

あの子と話している君が一番嫌い、だなんて

ああ、だめ、醜い感情は仕舞わなきゃ


だんだん疲れてきた日々

だんだん嫌気がさした日々

数ヶ月と積み重なった出来事が

あたしをどんどん苦しめる しんどいや

どこにも吐き出せなくなったあたしは

ついに限界 あたしの中の何かが切れた

縋る先は 自傷行為 痛いイタイ


君はあたしの心に触れるのを嫌がる

あたしの心は奥底にしまって

君の前では笑ってあげましょう

心の奥底なんか

先が見えないほど真っ黒だというのに


負の感情を1ミリみせた途端 君はそれを無視していく

君があたしから逃げてることぐらい

言葉だけ並べて 拒絶してるぐらい

寄り添ってくれることなんかないってことぐらい

とっくにわかっていたはずなのに

あたしはいつか寄り添ってほしいだなんて

微かな望みを持っていても 無駄だというのにね


あたしが君といる意味が解らなくなる前に

あたしの存在に疑問を持つ前に

君は一度でも手を差し伸べてくれたらよかったのに





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