元ヤンの僕がヤンキーな彼女を助けたら家に住んじゃった件について

改宗

01元ヤンの僕はヤンキーな彼女と出会う




「あの大丈夫ですか?」



僕、日原大和はある日ヤンキーな彼女と出会う。



それは丁度春の高校の入学式だった。



僕は家から歩いて学校に行っていると何か大きな音がしたので、



何だと思いながら角を曲がると制服を着た赤い髪の人が喧嘩を売られていた。



5人の男連中だった。



隣の不良高校だよねあれ。



あれは前しばいた奴らのような。



何でこんなところに?



彼女はブレザーを脱ぐとその下に私服を着ていた。



あれ?内の学校って私服OKだったけ?



そんなことよりも助けに行かないと。



僕は喧嘩を売られた人の元に。



走っていると喧嘩が始まった。



「今日こそ殴って殺るから覚悟しろよ!」

「鷹宮ー!!」

「うるせえ奴らだな中学の時絞めてやったの忘れたか!」

「ああ!うるせえ!!今勝てばそれでいいんだよ!!そしてたら俺達がこの県一番だ!!」

「雑魚がイキがってんじゃねえぞ!!」



ヤバい急がないと乱闘になる。



あいつら金属バットと鉄パイプ持ってるし。



「おらぁ!」



大柄な男が殴りに行くがそれをよけてみぞおちを殴る。



すると巨体が口から泡を吹いて倒れる。



「まず一人!!」

「嘘だろ!あの恭介さんが一発だぞ!」

「さっさとかかってこいよ!!」

「クソォ!」



鉄パイプと金属バットを持った奴らがそれで殴りにかかる。



「ヤバッ転ける!」

「ははこれで終わりだ!」



転けそうになっていた。

間に合えー!!

おもいっきり踏みこんで赤い髪の人の方に行くと。

背中と肩に鉄パイプと金属バットを無抵抗で殴りつけられる。



「お前何して」



目の前には見知らぬ男が私の前に立っていた。

頭から血出てるし。

てかこいつ4人から鉄パイプと金属バット食らったよな!?



「あの大丈夫ですか?」

「う、痛」

「バカかお前」

「すいません」



私は座りこんでいたが立ち上がった。



「謝るなって」

「助けてくれてありがとな後は私が片づけるからさ」



え、ドクン

あれ?どうしたんだろう僕顔が赤い気がする。

そう行って残りの4人のところに向かった。

向かうと凄い笑顔で殴りに行った。

殴りに行くと悲鳴がたくさん聞こえた。

ボキって音とかなんかドスンとか色々。

あの人って強いんだー。

こっちに戻ってくる。



「おめえペンと紙とのり持ってないか?」

「持ってますよ」



僕は赤い髪の人に渡した。

すると電信柱の方に一人ずつ投げていった。

その後全員は気を失っていたのでびくとも動かない。

投げた後近寄って髪に何かを紙に書いて顔と腹と背中に一人ずつ貼る。



「えっとこれは『僕たちは負け犬です』」



と書かれていた。

それで終わりかと思ったら今度は顔まで何かを書き始めた。



「よしこれでオッケエ」

「はいこれ」

「それと腕と肩大丈夫か?」

「多分折れてますけど大丈夫ですよ」

「それと髪の毛に血着いてますよ」

「嘘!」

「もうちょっと近寄って来てくださいとれないですから」

「こうか?」

「そのまま」



僕はこの人の髪を見た時思った。

凄く綺麗だなーと。

それとさっきは遠くからしか見ていなかったけれどよく見ると凄い綺麗な人だな。

顔も整ってるし何よりもスタイルもいいと思う。



「どうした早く取ってくれよ」

「は、はい!」



髪の毛についている血をハンカチで取る。



「どうだとれたか?」

「はいとれました」

「あれ?今何時です?」

「何時だ?」



慌てて腕時計を見る。

嘘だろ8時40分急がないと間に合わない!



「急がないと入学式だ!!」

「それじゃあ失礼します!!」

「ちょっと待って!」



僕は急いで学校に向かおうとしたら

すると後ろからさっきの人が着いてくる。

え?用事終わったよね?



「お前名前なんて言うんだ?」

「僕は日原大和です学校は桟橋高校です」

「私は鷹宮蓮だ、私と同じじゃねえか?!」

「え?そうなんですか?!」



お互いが驚く。



「それと大丈夫ですか脚?」

「いやちょっと捻っただけだよ」

「じゃあ背中乗ってください」

「え?!」



嘘だろお、男の背中に乗るのかよ。

けど痛てえのはホントだしな。

ここはこいつを子分にしておこう。




「よし!日原私をおんぶして学校まで連れて行けー!」

「わかったんで早く乗ってください」

「おう、じゃあ頼むわ」

「それと乗る前に上制服着てくださいよ」

「わってるよそんくらい」

「うわこれ帰り血ついてんな」

「ここで脱いでくか」



私が脱ごうとすると、



「ああ!僕後ろ向いてるんで!!」

「ああすまねえな」



さっさと着替えるか。

よし着替え終わり!



「それじゃあこれで血塞いどけ」



花柄のハンカチを渡される。

僕はそれを頭につける。

これちゃんと洗って返さないとだな。



「ありがとうございます」

「それじゃあ急げー!」



僕らは急いで学校に向かった。

正門前では先生達が立っていた。

今にでも門を閉めそうだ。

クソー間に合え!!

と思っていたら目の前に黒い車が出て来て引かれかける。



「あっぶなってこれ幸のとこの!」

「よう!大和!」

「ほら急がねえと遅刻するぞ!」

「急げー日原!」

「は、はい!!」



僕たちは急いで学校の中に入りクラスを確認して入った。

ちなみに鷹宮さんと幸も一緒のクラスだ。



「危ねー1分前だった」

「危なかったですね」

「それな」



周りを見ると全員座っていた。

ははこれは入学当初から早速目立ってる。

う、胃が痛い。

それから僕達は今日の一連の流れを聞いて体育館に向かった。

体育館で最初の新入生代表では幸が選ばれていた。

決められたセリフを言って戻ってきた。

その後は校長の話だ。

ここは絶対長いって相場が決まってる。

けど頭痛いなー結構。

頭を触って見ると。

あれ?あんか血が大量に着いハンカチハンカチが血まみれだ。

取り敢えず取って、手を離した瞬間、



「ブシュ」

「あ、やば」



巻いてもらったのを外すと血がブシュと流れる。



これはマズイ。

倒れると鷹宮さんが走ってくる。

あれ相当ヤバい?



「おい大丈夫か?!」

「おい日原!!」

「鷹宮さんすみません」



僕は意識を保てず意識が飛んだ。






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