あの本読んどいたから日記
@moyo
0日目 「読者に憐れみを」
夏になると難しい本を読みたくなる。
高校の夏、俺は教科書に書いてある小説で読書感想文を書き、なんか校内の賞を取った。
読書も受験やテストで先生たちに気に入られたくて、媚びを売って、いかにうまく点を取るか必死になっていた。
教科書の小説が簡単だったわけじゃない。
ただ、難しい本を読むのはその反動だと思う。
だけど、難しいものは難しいので、けっこう途中で投げ出しちゃうことも多い。
そんなとき、「読者に憐れみを」(フィルムアート社)という本を見つけた。
これはショーゲキ的だった。
そもそも「読む」ってのが難しいんだ、小学校から高校までの12年くらいじゃ「読む技術」はマスターできないんだぜ、とはっきり言っているからだ。
(ちなみに、この本は作家向けの本で、だから作家は読者のために、題材は自由に選べるんだから、わかりやすく書こうぜ!とメッセージを贈っている)
そうかぁ、「読む」のって難しいのか。
そう言うわけで、高校時代のポンコツだった俺の代わりに、難しい読書技術を身につける日記である。
夏休み企画なので、夏休み中しか読まないつもりだ。
とりあえずカミュ『ペスト』を読みたい。
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