第64話
エルクは自分の物をルリの中でゆっくりと動かし、ゆっくりとそして優しくルリの奥を小突き始めた。
「あ、ああ、エルク、まだちょっと痛いけど、でも、とても気持ちいいわ。ふうっ、ああ、うっ、ふうっ、奥に響くわ。エルク、段々慣れて来たからもう少し早く突いても大丈夫よ」
「ああ、わかった。痛かったら直ぐに言うんだぞ。ふっ、ふっ」
ルリの許しを得たエルクは、段々と腰を振る勢いを増して行った。
「う、ルリ、俺、そろそろ限界だ。ルリの中に出しても良いか」
「ええ、出していいわよ。一番奥に出して頂戴。一番気持ちい所に出して頂戴」
「わ、わかった。うおおおおおおお。い、いくぞ~~~~~ルリ~~~~~」
「いいわ。きて~~~~~エルク~~~~~~~。い、いく~~~~~~」
エルクはルリの許可を得て、ラストスパートをかけて、ルリの中に自分の子どもの元をこれでもかと言う程大量に注ぎ込んだ。
それからエルクとルリは、暫くの間、そのまま体を密着させたままお互いを抱きしめながら眠りに就いた。
翌日の朝、九時ごろにルリは目を覚まし自分の隣を何となく見てみると、そこには幸せそうな顔をしてまだ、眠っているエルクの姿があった。
「ふふふ、幸せそうな顔しちゃって」
ルリは、未だ幸せそうに寝ているエルクの頬を指でツンツンと突っついて「ムニャムニャ」と言いながら自分のお腹をかくエルクの顔を愛おしそうに見つめながら自分の下腹部を優しく撫でると、ベッドを抜け出してエルクの部屋に備え付けられているキッチンで温かい紅茶を入れた後、紅茶を窓際に置いてあるテーブルに置いた後、椅子に座り紅茶を飲みながら読書をし始めた。
ルリが窓際に置いてある椅子に座りながら読書をして寛ぎ始めて四十分程たった頃、エルクが身じろぎして上半身を起こし起きた。
エルクは、上半身を起こすと自分の左隣と右隣を確認してルリがいないことを確認すると、目線をキッチンの方へとやり紅茶の香ばしい香りをかぐと、目線を窓際にある椅子の方へと向けた。
「おはよう。ルリ、先に起きていたのか。体の調子はどうだ。どこか変な所は無いか」
「おはよう。エルク、体の調子は絶好調よ。それと、別に変ではないんだけど、しいて言うならお腹のこの辺りにまだ溜まっている感じがするわね。これは別に変なことじゃないし、むしろ、幸せな感覚ね」
「そうか、お風呂にはもう入ったのか」
「いいえ、まだよ。エルクと一緒に入ろうと思って、エルクが起きるのを待っていたのよ」
「そうか、それじゃあ、これから一緒に入りに行こうか。その後、朝食を食べに宿に戻ろう」
エルクとルリは、一緒にお風呂に入りお互いの体を洗いっこしてから、服を着替えて城の玄関ホールに設置してあるゲートで宿泊している宿の部屋に移動すると、朝食を食べるために宿の一階へと降りて行った。
そして、朝食を食べ終わったエルクとルリは、宿の受付カウンターに行き、部屋の鍵を返してチェックアウトした後、この宿場町を出て領都ロクスへと向かう街道をまた歩き始めた。
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