第3話 数字の正体

 あ。そういえば人の上に数字が見えるんだよな。あれは何か意味があるのかな?

 そう思って窓を見ていたら『1』と書かれている老人が自宅へ入っていくところを見た。

翌朝

 その老人の家には救急車が止まっていた。救急隊員の人に話を聞いてみると、『その老人が倒れてしまって、家の人がそれを見つけて救急車を呼んだ』という。

その翌日

 老人が行ったと思われる病院に訪れると、昨日の家の人がいて、話を聞くと『その老人は昨日死んでしまった。』という。


  あの数字は残された時間だったのか。

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