タイム

丹月

第1話 誕生

 ドン ガラガラ ガッシャーン キャー!

  誰かの悲鳴が上がる。

      大丈夫ですか?

   きちんと意識保ってください。

  誰かの声が聞こえる...けど意識が...

    数分後....

 ピーポー ピーポー ピーポー

  救急車が通ります。道をあけて下さい。

 ピーポー ピーポー ピーポー


 あれ?ここはどこだろうか?確かお店の中にいたような気が...しかもなんでねっころがってるんだろうか?そろそろ起き上がんないとな。よいしょ!

       ギギギギギ...

 なんか嫌な音がしたような...気のせいだよな。体も痛くないし家に帰ろ。

       トコトコトコ

 なんで道行く人に見られるんだろうか?それと、なんで人の上に数字がかかれてるんだ?しかもほぼ1000をこえているし。ま。気にせずうちに入ろう。家の中は誰もいないから心配かけることもない。

       ガチャ

 私は洗面台に向かって歩いた。そして手を洗おうとしたら何かがおかしかった。

       ウイーン

 え?い、今機械音がしたよね。

 恐る恐る自分の手を見てみると、手が機械のようなものになっていた。

 なんだこれ?5本指どころの騒ぎじゃない気もするし、すごく頑丈だし、水につけて石鹸で洗うのが錆びそうで怖いなぁ。

 ふと、目の前の鏡を見てみた。そこに写っていたのは.......

 誰?この人見覚えないんだけど?しかも顔がボルトとかで出来てそうだし....その人に声をかけようと思って声を出してみたが、返答はない。....も、もしかして、私はロボットになっちゃったの!?

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