バカ

私たち、

あの時がいちばんバカだった。

何も無くても笑っていた。

昨日の失敗を忘れられた。

明日の不安を笑い飛ばせた。

何も無くて、ちっぽけだったくせに

誰よりも勇気があって

誰よりも前向きで

誰よりも明るかった。

何も無くても、仲間がいれば、

私たちきっと最強だって

本当に信じていた。

あの時が、

きっといちばん青春バカだった。

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