第213話 ケロナのステータス
俺は自分の作った料理に驚いているケロナにツッコんだ。
「なんでお前が1番驚いてんだよ!」
「だってこんなに美味しいとは思わなくてさ! 自然で採れたばかりの食材が美味しいのは当たり前だけどここまで美味しいのは稀だよ!」
どうやら彼女にもなんでこんなに焼いただけのキノコが美味しいのか分かっていないようだった。
「もしかしてお前のEXスキルにこの美味さの正体があるんじゃないか?」
「EXスキルってなんだ?」
「知らないのか?」
俺はEXスキルについてケロナに話した。
「ふ〜ん...、じゃあ早速見てみてよ」
「ああ、じゃあ俺のパーティに入れるぞ」
『ケロナ=あまみん☆ がパーティに加入しました』
「ケロナ...あまみん☆?」
俺の呟いた名前に彼女は恥ずかしがっていた。
「あまみん☆ 言うな!!///」
どうやら苗字を恥ずかしがっているようだったので今まで通りケロナと名前だけで呼ぶことにしよう。
「あはは! あまみん☆ だって! か〜わいい!!」
ラカラが悪ノリして吹っ飛ばされたが気にしないからな。
「じゃあステータスを見せてもらうぞ」
俺の言葉に息を切らしながら「いいぞ、見てくれ」と答えてくれたので確認する。
ケロナ=あまみん☆ 【アリカ☆】【伝説の料理人】【村娘】【蛙人】【一兵卒】【異世界からの漂流者】レベル2
※この世界に体が順応していない上に【次元大帝の瘴気】の影響でステータスが大幅に減少しています。
HP ・現在の貴方ではケロナ=あまみん☆ のステータスが鑑定できません
MP・現在の貴方ではケロナ=あまみん☆ のステータスが鑑定できません
力・現在の貴方ではケロナ=あまみん☆ のステータスが鑑定できません
守り・現在の貴方ではケロナ=あまみん☆ のステータスが鑑定できません
素早さ・現在の貴方ではケロナ=あまみん☆ のステータスが鑑定できません
知力・現在の貴方ではケロナ=あまみん☆ のステータスが鑑定できません
器用さ・現在の貴方ではケロナ=あまみん☆ のステータスが鑑定できません
攻撃魔力・現在の貴方ではケロナ=あまみん☆ のステータスが鑑定できません
回復魔力・現在の貴方ではケロナ=あまみん☆ のステータスが鑑定できません
妨害魔力・現在の貴方ではケロナ=あまみん☆ のステータスが鑑定できません
耐性『【水属性90%カット】【毒系無効】[【雷系無効】]』
EXスキル『【極限の力】【蒼極】[【蛙伝雷速】【攻撃力強化・絶大】【速力強化・極大】【自動回復・極大】]【村娘】【蛙人】【伝説の料理人】【暗殺者】【魔王の僕】【魔王に創造され愛されし者】【料理得意】【食事効果UP】【隠密行動】【格闘得意】【素手攻撃力UP】【水魔法得意】【泳ぎ得意】【立ち向かう勇気】【悲劇を乗り越えし者】【友情】【生存本能】【異世界を救いし者】【蒼女神】【小さい子供好き】【姉妹愛】【水の加護】【水の自動回復】』
マイナススキル『【魅了系弱点・極大】【雷ダメージ2倍】※ここから先は呪いによるステータス低下です。【瘴気状態】【幼体化の呪い】【全能力大幅低下・極大】【被ダメージ2倍】』
魔法『【水系回復魔法】【水系攻撃魔法】[【雷系強化魔法】【雷系攻撃魔法】]』
装備品
武器【あまみん☆=バスターDDF】
力+現在の貴方ではこの武器のステータスが鑑定できません
守り+現在の貴方ではこの武器のステータスが鑑定できません
素早さ+現在の貴方ではこの武器のステータスが鑑定できません
攻撃魔力+現在の貴方ではこの武器のステータスが鑑定できません
回復魔力+現在の貴方ではこの武器のステータスが鑑定できません
妨害魔力+現在の貴方ではこの武器のステータスが鑑定できません
『世界最高峰の鍛治職人に鍛えてもらった【あまみん☆=
バスター】を異世界の鍛治技術を持つドワーフ少女に打ち直して貰った至高の一振り。素材としている【次元龍】の力は次元を裂き、【大帝の涙】は絶対零度を生み出す。所持しているだけで傷が【自動回復・極大】していく宝刀』
※ 【次元大帝の瘴気】の影響により【あまみん☆=バスター】としての性能すら全快では発揮できません。
防具【ケロナの蒼いレインコート】
防御力+10
『ケロナが普段から愛用している蒼いレインコート。長年使われた物には魂が宿る』
【ミルティのマフラー】
守り+現在の貴方ではこの防具のステータスが鑑定できません
『ケロナの姉であるミルティが自身の髪の毛を編んでケロナの為に作った物。火属性に対する耐性が大きく上がり、マフラーとは思えない防御力を誇る【火属性カット90%】』
ケロナが次のレベルに至るまでに必要なEXPは『12億8923万7891』です
「はっ!?」
俺は彼女のステータスを見て思わずそう呟いていた。
いや、そう呟かずにはいられなかった。
「【魔王の僕】?【魔王に創造され愛されし者】? ケロナ? お前は一体何者なんだ?」
それに全てのステータスが鑑定不可能ってどう言うことだよ!
その事について彼女を問いただしてみると...。
「そんな事はどうでも良いから私に料理のスキルがあったのか教えてよ!」
と返答してくるのでした。
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