第3話
そうっと その箱に近づいてみました。
一匹の子猫が ぴょこにゃんッ! と顔を出して、わたしをジーッと見ています。
身動きひとつしないでわたしを見つめる子猫ちゃんです。
『 ミィ 』
「 ミイちゃん? みいどうしだね!なかよくしてね! 」
プルプルと震える子猫をそうっと抱きあげると、必死にわたしの胸にしがみつこうとしてきます。
「 ンフフ かわいい あなたになら見られても平気 」
わたしがマスクを外して顔を近づけると、その子はスリスリっと小さな顔をなすりつけてきました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます