第2話



公園沿いの砂利道を必死に走っていると



ぴょん ぴょん



折りたたみ傘を広げると、ステージの上でダンスが始まろうとしていました。



ぴょ ぴょ ぴょん



ほんと ついてないないです。



そろそろッと 歩いていると



アレ?



雲の子たちのコーラスに紛れて微かに聞こえてくる歌声。




雫たちの作ったプールの中で、ぷかぷかと浮かぶ銀色の箱。




どうやらあそこから聞こえてくるらしいです。


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