悪しき竜蛇
【クラス】エネミー
【名称】悪しき竜蛇
【種族】ホムンクルス
【性別】なし
【出現場所】セントラルを中心に、世界全域に分布
【強さ】★★★☆☆
【武器】
悪竜のブレス(弱)。ハイネのそれ同様の衝撃波だが、威力は大幅に低くなっている。
【特殊能力】
・邪念の牙
相手に噛みつき、牙から特殊な魔力を流し込む。噛みつかれた者は脳を魔力で冒され、負感情が刺激されるとともに、それ以外の感情が希薄になり、エネミー「イヴィル・サーバント」と化す。
※イヴィル・サーバントについては別項で記述
・悪意蒐集
このエネミーは周囲の悪意を吸収して強くなる。さらに近くにいる「甕持ち」と魔力を接続し、集めた悪意を譲渡することもできる。
・擬竜化
必要に応じ、体長10m程度の竜の姿に変化できる。全能力が大幅に強化されるが、真の竜とは違い竜特攻がなくても対処可能。
・分裂
体内にある程度悪意が溜まると、そのエネルギーを用いて分裂する。このため根絶を試みても、一匹でも残っていたらすぐにまた大増殖する。
【容姿】
黒と金のまだら模様の蛇。体長はだいたい40cmくらいだが、必要に応じて10cmから9mまで伸縮する。
【詳細】
「絶望のデセプティア」が起こした事件の少し後から世界中に分布し始めた蛇。暗いところに身を隠し、人間が通りかかると同時に噛みついて「イヴィル・サーバント」に変える。そのため駆除依頼が出されているが、いかんせん数がやたら多いうえ分裂するため、駆除の進捗は芳しくない模様。
台詞候補:しゃべらない
メタ情報:
ハイネ謹製エネミー3号。デセプティアの暴走とそれにともなう阿鼻叫喚が中々に面白かった、という理由で錬成されたホムンクルス(蛇)。
悪竜の死骸を素材としているため、本物の悪竜には及ばずとも似通った性能を持つ。悪竜種の「悪意喚起」に相当する能力は「邪念の牙」として現れており、特に相手の悪意を増幅しつつ強化する方向に重きを置いている。戦闘になると擬竜化するが、竜特攻がないだけ倒しやすいと思われる。
なお、彼らは「甕持ち」等のような無限ポップ機能はない。ただし分裂機能があるため、下手したら根絶したと思った隙にまた増えるかもしれない。
余談:
悪竜種は種として倫理観が欠如しており、人間だけでなく同じ悪竜種やそれ以外の竜種にもちょっかいを掛けることが多かった。それゆえ人間だけでなく竜種にもことごとく嫌われていた模様。仲間意識も持っていないため、悪竜種が種として共闘したのは後にも先にもオルロージュ戦のみである。
そんな悪竜種だが、このまま無法状態が続いた挙句同士討ちで滅ぶのは面白くないと考えた個体がいた。その個体──ハイネは自ら悪竜王を名乗り、いちおう最低限の秩序だけはつくることにした。(とはいえマジの最低限の秩序。悪竜種に重大な被害をもたらす場合だけ見せしめにするくらいで、普段は野放しにしている。その方が面白いから)
こうして見せしめにされて死んだ悪竜の死骸(と、オルロージュ戦などでハイネが回収できた死骸)は、「上手く使えば面白いことになりそう」という理由でハイネが保存していた。
この「悪しき蛇竜」は、その悪竜の死骸を原料として創られたホムンクルスである。
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