①クノイチジェイケイ ~顔バレしたら即抹殺。でもバズりたいからギリギリ撮影でいくよ、いえーい!
どくどく
プロット
◯世界観
現代日本。忍者が日常の裏で動いています。
様々な理由で人間の身体能力を超えた人間がいます。
忍者の修行をつんだから。機械化した肉体による怪力。超能力に目覚めた。妖怪の力を取り入れた。
そう言った存在は世間に知られることはありません。ネットなどに乗っても『よくできた動画』と情報操作され、投稿者は闇に葬られます。
◯主要キャラクター
・主人公
『桃山』
年齢:16歳
性別:女性
身長:162センチ
体重:55キロ
3サイズ:78・53・80
属性:くノ一
性格:目立ちたがり
好きな事:SNS カラオケ
嫌いな事:忍者の掟
「JKなんだからSNSやっててもいいでしょ! バズりたいお年頃なの!」
『桃山』は忍者のコードネーム。本名は『手塚麻耶』。表の顔は女子高生。裏の顔は歴代続く『神谷』一族の忍者。これまで失敗したことのない歴代最高とまで言われている。
誰にも気づかれることなく任務を終える。それが忍者としての最高の仕事だが、桃山は自分の活躍が誰にも見られないことに不満を感じ、仕事中の自分をSNSにアップ。それがバズったことで承認欲求が満たされ、癖になる。以降、自分の正体がバレない程度に任務中の自分をSNSにあげる。
忍者は正体がバレれば秘密保持のために殺される。そうとわかっていても桃山はバズった快感が忘れられず、ギリギリを楽しむ。そのラインは少しずつ大胆になっていく。
『暴力的だとアカウント停止だから』という理由で殺したり出血させたりはしない。
『クシティガルバ』
年齢:5か月(製造年月日より)
性別:なし
身長:約16センチ(スマホの長さ)
体重:148グラム(スマホの重さ)
属性:AI
性格:機械的
好きな事:特になし
嫌いな事:バッテリー切れ
「その行為は任務と無関係ですがやりますか?」
桃山のスマホにインストールされているサポートAI。ヴァージョンは1.6。自我があるように音声サポートを行う。
性格は任務達成優先の機械。電脳的な防壁を突破する能力を持つと同時に、調子に乗る桃山のストッパー役。とはいえ最終決定権は桃山にあるため、理にかなっていれば了承することも。
桃山の行動を上忍などに報告する義務がある。
・サブキャラ
樋口・千早
年齢:17歳
性別:女性
身長:171センチ
体重:55キロ
3サイズ:85・59・88
属性:妖怪(狐憑き)
性格:大人しい。人を避ける
好きな事:動画(見る専)
嫌いな事:自分
「……私。死んでもいい、よ?」
どこにでもいる女子高生。『桃山』こと手塚麻耶と同級生だが、それ以上の接点はない。クラスでも目立たず、そこにいるだけのキャラクター。
兄が動画映えするという理由で山にある社を破壊し、その呪いを受けて死亡。千早も親族という事で呪われる。千早を中心に狐の呪いが広がることを懸念し、『神谷』は千早……目標『稲荷』の処分を命令する。
任務を受けたのは『桃山』。自分が災厄になると知り、その刃を受けようと諦念する。だが『これってハッピーエンドにしたほうがバズるよね』という理由で桃山に生かされることになる。
・敵キャラ
『ウージー』
年齢:48歳
性別:男性
身長:201センチ
体重:129キロ
属性:機械化人間
性格:バトルマニア
好きな事:戦闘
嫌いな事:退屈
「待っていたぞ、桃山ぁ!」
職業は傭兵。世界各国を渡り歩く歴戦の戦士。二つ名の通りウージー(サブマシンガン)を主武器として使う。本名は「バナン・コクトー」。
戦いを求める性格で、裏社会と『桃山』とも幾度となく交戦し、その度に敗北を喫している。その様を動画でとられてアップデートされたりと散々だが、その事よりも負けたことや本気で戦っていないことに怒りを感じる戦闘狂。
主義を持たない戦闘好き。様々な場面で現れては場を引っ掻き回す。
『フジモリ』
年齢:25歳
性別:男性
身長:182センチ
体重:62キロ
属性:陰陽師
性格:秩序を守る そのために犠牲は仕方ないと割り切れる
好きな事:平和
嫌いな事:騒動
本名は「藤森和也」。妖怪などを始めとした常識では測れない事件を解決する公安虚課所属の陰陽師。あとイケメン。青谷、多賀の部下を引き連れて夜を狩る有能な術者。
人を守ることを至上とし、それを乱す妖怪等には容赦をしない。危険度が高いと判断すれば、憑依している人間ごと殺すこともためらわない性格。それだけの権限を与えられ、その責任も理解している。
警察である以上、犯罪行為を行う『桃山』への印象は良くない。
『稲荷』
年齢:2000歳(記録上確認された年齢)
性別:メス(記録上確認された性別)
身長:500m(記録上確認された身長)
体重:不明
属性:妖怪(妖狐)
性格:邪悪
好きなこと:殺戮
嫌いなこと:封印
「よくも妾を封じてくれたなぁ……死ね!」
祠に封じ込められていた妖怪。体を三つに分断されてそれぞれの社に封じられていたが、その一つが千早の兄により破壊される。兄を殺して呪いにより千早に憑依し、千早の肉体を通して他の社を破壊して自らを取り戻すために活動する。
他人の苦しみを力に変える呪いを得意する。そのため一気に殺すのではなく、苦しめてから殺してその恨みを自らの力に変えることを好む。
完全復活すれば日本を飲み込むほどの悪霊だったと言われている。
◯物語構成
全4章構成 10万文字を想定しています
プロローグ
『桃山』と『クシティガルバ』そして『ウージー』の絡み。
とある軍事企業のサーバーからデータを抜き取る桃山とクシティガルバ。それを止めるウージーとの戦闘。
自撮りしながら戦う桃山を見せるためシーンです。
1章
任務を終えた日常。同じクラスの麻耶と千早。友人ではないクラスメイトへの小さな交流。
その後に麻耶――桃山に千早抹殺の任務が下される。同時に千早自身も『稲荷』の声に悩まされる。
千早に刃を振り下ろせない桃山。そこに乱入する『フジモリ』を始めとする公安虚課の陰陽師。桃山は『こっちの方がバズる!』という理由で陰陽師たちと戦う。
千早はその隙に逃亡。しかし意識は少しずつ『稲荷』に飲み込まれていくのを感じていた。
2章
くノ一的な(微エロい)捜査により、千早の足取りを掴む桃山。行先は『稲荷』を封じた2つ目の社。
公安虚課はもはや千早の意識は飲み込まれたと判断して抹殺を判断。桃山はそれを止めるべく戦いを挑むと同時に、分身の術を用いて千早を殺さないで済むように足止めを敢行する。
体力などを分割する分身の術、且つ自撮りで片手を封じているため十全に戦闘力を発揮できない桃山の前に、彼女のうわさを聞き付けた『ウージー』が乱入。場はさらに混乱する。
ヤババと思った桃山は千早を足止めしていた分身の術を解除。どうにか三つ巴の戦いを制するが、物理的な足止めが解除された千早は『稲荷』に導かれるままに社を破壊してしまう。
3章
千早こと『稲荷』の目的は第三の社。それが分かっている公安虚課は社周辺で待ち受ける作戦を取る。千早の肉体そのものを破壊する呪術を展開し、千早の命を絶つつつもりで。
桃山はそれを止めるために分身して同時に呪術の要を攻撃。同時に『クシティガルバ』の能力を駆使して偽情報を拡散。千早の位置を悟らせないようにする。
フジモリはくノ一に乱される状況の中、桃山と千早を捉える。直前の『ウージー』との戦い。千早を守りながら。その千早自身も呪いを抑えきれない状況。自撮りの為片手を封印。そんな状況の中、稀代の陰陽術師と戦う。
激戦を制したのは桃山。しかし『稲荷』に隙を突かれ、最後の封印が解かれてしまう。
4章
完全復活した『稲荷』。大きさ500mの巨体のまま、日本を滅ぼそうとする。
呪いそのものが物質化した稲荷は、人間の苦しみを増幅させて力を吸い取っていく。その中心には全てを諦めた負の感情に包まれた千早がいた。
呪いの外壁全てを中和し、千早の命を絶つ。多くの術者の命を懸けた公安虚課の最後の術式を『バッカじゃないの!』と鼻で笑う桃山。ここにいる全員で協力すれば、どうにか止められると提案する。
物質化した呪いを『ウージー』の弾幕で砕き、呪いの外壁を『フジモリ』を始めとした公安虚課が中和。そしてついに自撮りを止めた桃山が『稲荷』に斬りかかる。
自責の念に苦しむ千早に「生きてればどうにかなる!」「責任は偉い人がとるから若いあーしらは気にするだけムダムダ!」などとポジティブに声をかける桃山。呆れると同時に生きる意志を見せた千早から分離される『稲荷』。
利き腕を使ったクノイチの技法を前に、稲荷は81分割される。公安虚課はそれを回収し、再封印することで決着となる。
2巻の引きとして、狐憑きの力に目覚めた千早が『神谷』に保護され、桃山のパートナーになることを匂わせます
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます