第10話


こんなことなら…


バスケのルールなんて覚えるんじゃなかった。


わたしだって教えてもらいたい


詳しいっていってもわたしのは独学、実際運痴のわたしはドリブルさえまともに出来ないんだから


中学の頃、颯太がバスケ部にいたから、わたしもバスケに入った、無理矢理マネージャーとしてね…


昔から颯太と一緒にいたから、颯太を追って、特に何も考えずに入ってしまっていたんだっけ…


最初はバスケなんてルールさえ知らなかった、だから、必死に勉強した。


少しでも颯太の為に役に立てればと思ってね


だって、試合で勝った時の、颯太の嬉しそうなあの笑顔が見たいから…

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