第8話


キラキラと輝いている人…」


…………


ふ~ん意外だったな、もっと、綺麗でスタイル抜群でとか、そーゆーのだと思ってたけど…


案外まともじゃん…


ちょっと…意味不明だけど。


颯太は荷物を重そうに持ちながら、T字路を曲がって行った。


わたしも少ししてから颯太のあとを追う。


少し行くと、颯太と菜々美が校門の前で話をしている様子が見える。



あのふたり、何を話しているのだろう?



「 西野先輩!おはようございます 」


「 渡瀬…昨日はプレゼント、どうもな…今度使わせてもらうよ 」


「 ほんとですか?嬉しいです、今度の試合、それ履いて絶対勝ってくださいね! 」


「 ああ! 」


「 それと…先輩?…あの、今度、あたしにもバスケ…教えていただけませんか? 」


「 バスケのマネージャーのくせに知らないのか? 」


「 え?あ、はい…すみません 」


だって、マネージャーになった目的が…


「 じゃあ、早速今日練習が終わってからでも、教えてやるよ 」


「 ほんとですか!?ありがとうございます

! 」


菜々美…



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る