第27話 我、守護として一片の悔いなし!

「では、そろそろ宴会の続きをしましょう。皆で歌でも歌いませんか? そうだ。哲つぁんから始めようか?」


「うむ。戦でも歌でも一番槍は名誉であるからな」


「「はあ⁉︎ なにを言い出すのだ、 お主たちは!」」


 サブロウの父、土岐美濃守政房と兄の土岐次郎頼武が雷を落とす。


「はい? いかがなさいましたか?」


 サブロウが気の抜けた返事をする。


「「一向宗の連中が三百人もこちらに向かっているのに何を悠長に宴会をして遊んでる場合ではなかろうに!」」


「三百人くらい大丈夫ですよ。相手はスパルタ軍じゃないしレオニダス王もいないから、どうととでもなります」


「なに訳のわからぬことを。お前は本当に美濃国守護の自覚はあるのか!」


「ええ、もちろん。でもそこは大事なことなので忘れないようにこうしましょう」


 サブロウは懐から大きな幅広いタスキを取り出して肩から袈裟にかけた。タスキにはデカデカとこう書かれている。


吾輩わがはいが美濃国守護である】


「これで守護である自覚を忘れませぬ」


「「たわけ、そういう問題ではないわ!」」


「じゃあ、時間がもったいないので守護として仕事を先にサクサクと片づけてしまいましょう」


 そう言うとサブロウは皆を見回した。


「皆、時間があまりなきゆえに、守護として、なおかつ弁天さまのお告げを聞きし者として取り急ぎ申さねばならぬことがある! 心して聞け!」


「「「ははーーーーーーーっ!」」」


「まずは守護所を福光より、稲葉山の麓の井ノ口に移すべし。弁天さまの予言によれば遅かれ早かれこの長良川北岸の土地は大雨による洪水で被害を被ること間違いない。鷺山城は民の避難所にできるゆえそのまま残すべし」


「「「ははーーーーーーーっ!」」」


「ついては、守護代、斎藤大和守。弁天さまがおっしゃるには守護代が守護よりも守りが堅く高き山城に住み、守護家を見下ろすのは間違いの元。不敬で不幸で不運の始まりであると。ゆえにその方の稲葉山城は土岐家が没収し、井ノ口は土岐家の直轄とする」


ざわざわざわざわざわざわざわざわ

ざわざわざわざわざわざわざわざわ


「そ、そんな!」


 守護代の斎藤大和守が思わず声を漏らした。


「まあ、落ち着け。代わりに長井豊後守が采配しておった革手城と革手の町を与える」


「はあ」


「現状の井ノ口と比べて勝るとも劣らない古くから栄えた町だ」


「たしかにそうでございますな」


「加えて守護所が長良川南岸の井ノ口に移れば、守護所は革手の近所も同然。革手は南側には充分に町が伸びて行く余地がある」


「なるほど」


 大和守は頭の中で損得勘定を始めた。


「革手はかつて以上に発展すること間違いない。いずれこの二つの町は丸ごと堀や土塀で囲って総構えにするつもりだ。これでどうだ、大和守! 嫌なら鷺山か? 俺が住んでいる大桑か?」


 鷺山城のある長良川北岸は洪水になるという。サブロウが住む大桑は人喰いの化け物、異龍が出るという。考えるまでもない。


「城替えの御沙汰かしこまりました。謹んで、稲葉山城及び井ノ口より革手城とその城下町に移らせていただきまする」


「うむ。では守護として命ずる。守護所の移転、大和守の稲葉山城から革手城への引越しは急ぐべし。井ノ口と革手の開発、総構え化はじっくり長期的にだ。この仕事は兄上と大和守に任せるゆえ進めてくれ。それから稲葉山の城は、将来的にこのように改修するのも良いと思い、絵図面を用意した。爺! 兄上に例の絵図面をお渡ししてくれ」


「かしこまりました。ではこれに」


「おおおお、これは見事な絵図面!」


「どれ、次郎、儂にも見せろ。おおおお、いかにも頼もしき縄張りじゃあ!」


 サブロウが渡したのは織田信長時代の『岐阜城』の絵図面である。余程の大軍で攻め落とすか、内部に侵入もしくは調略してでないとこの時代の武力であの岐阜城は落とし難い。


「稲葉山城の改修は焦る必要はないが、着実に進めてくれ。守護所の移転及び稲葉山城と井ノ口と革手の新しい采配と再開発について、兄上も、守護代の大和守も、小守護代の長井越中守も、これで不都合はあるかな?」


「守護はそなただ。好きにするがよい」


「俺もかまわぬ」


それがしもかまいませぬ」


「同じくそれがしもかまいませぬ」


「では、この件は決定事項とする! 次に、長井越中守」


「ははーーーーっ!」


「その方が見出し仕えさせておる西村勘九郎のことだ。俺にとっては陪臣になるが、その方から借りて仕事を手伝わせておったが実に良い仕事ぶりだ。感謝いたす」


「もったいなきお言葉、恐れ入りまする」


「うむ。それで、勘九郎を譲って欲しい。土岐家のというよりも、俺直属の部下、この土岐サブロウ個人の直臣としたいのだ。あの男を寺社や他国との折衝に当てたいのだ」


「しかし・・・・・・」


「無論、ただとは言わぬ。爺、例の物を!」


「ははっ! 越中守殿これを」


「こ、これは! まさか」


「その方の忠義に応えてこの刀を譲る。無銘だがかの刀匠正宗の高弟「正宗十哲」の一人志津しづ三郎兼氏かねうじの作だ。抜いてかまわんぞ」


「ではお言葉に甘えまして。おおお、なんと重厚な。それでいて一切の無駄をそぎ落としたように鋭く美しい」


「名刀匠、孫六兼元を有する関の町を采配するお主の目にかのうたかな。それともこれでは不足か?」


「滅相もございません。しかしこのような名品、本当によろしいので?」


「かまわぬ。この『志津』は俺が持って自分で使うより、越中守が持ち俺のために使う方が何十倍も役立つ。今後とも励め!」


「なんともったいなきお言葉にて。不詳、長井越中守長弘、より一層の忠勤に励みまする」


「では、西村勘九郎は俺個人の直臣じきしんとするぞ。良いな!」


「ははーーッ!」


「じゃあ今日の仕事はこの辺でお開きに」


「サブロウ、一向宗三百人はどうするのだ!」


「父上、大丈夫ですよ。今はまだ動くべきときではありません。わたしは別の者たちが来るのを待っているのです」


「「どこかから味方が来ると言うのか⁉︎」」


 土岐家の二人が声を揃えて聞く。


「まあ、そう言うことです。どこから来るのかはお楽しみ」


「「サブロウ! 貴様、何を企んでおる!」」


「大したことではございません。美濃に安寧をもたらすために必要な詰めの一手にございます。さあ、皆の衆そのときが至るまでパァーッと楽しもうぞ!」




*   *   *   *   *




箱根の山は、天下のけん

函谷關かんこくかんも ものならず

萬丈ばんじょうの山、千仞せんじんの谷

前にそびえ、後方しりへにささふ

雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす

昼猶闇ひるなほくらき杉の並木

羊腸ようちょう小徑しょうけいこけ滑らか

一夫關いっぷ かんに当たるや、萬夫ばんぷも開くなし

天下に旅する剛氣ごうき武士もののふ

大刀だいとう腰に足駄あしだがけ

八里の碞根いわね踏みならす、

かくこそありしか、往時の武士もののふ


(唱歌『箱根八里』作詞:鳥居まこと、作曲:たき廉太郎れんたろう)


 幻庵宗哲が力強く朗々とテノールで歌う。もちろん、この歌はサブロウたちが教えた。一番の歌詞だけなのは、二番の歌詞に「猟銃」という単語が出てくるので、説明が面倒なサブロウたちが教えなかったせいだ。


 伴奏はサブロウたち強生連蛇スネイクレンジャーの面々。チカが真ん丸い胴の弦楽器の月琴を弾いて、カズマはごく普通の木琴を弾き、サブロウは長い樽形の縦に立てた太鼓を叩き、ヨシノはタンバリンのような薄い太鼓を叩いて、段蔵は弓に丸い瓢箪がついた弦楽器のビリンバウの弦をはじいて歌にあわせる。


ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち👏

ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち👏


「ほんとうに美声だなぁ、哲つぁん」


「よく通る素敵な歌声ですね」


「うむ。我が箱根をここまで格調高く歌う教養に溢れる歌詞も実に素晴らしい」


「さすが箱根権現社の勤行おつとめで声を鍛えただけの事はあるわね。でも歌詞をここに出して大丈夫?」


「大丈夫やって。瀧廉太郎の曲は著作権が切れてるパブリック・ドメインのはずやさかい『お正月』とか『荒城の月』は大丈夫!」


「そうだ! 段蔵、ノコギリは持ってるか?」


「恐れ入りやすが、生憎あいにくノコギリは切らしてござんす」


「ははは、ノコギリだけに切らしてるってか? 誰が上手いこと言えと!」


「サブロウさま? なんでノコギリがいるのですか?」


「うむ。ノコギリを曲げて叩くとポヨンポヨン面白い音が出る楽器になるのだぞ! たしか『荒城の月』だって演奏できるはず!」


「へえ、面白そう!」


「ほう、そんなことができるのか」


「はあ? 無理でしょ?」


「ヨシノさんも、哲つぁんも、信じたらアカン!」


「いいやできるはず。お〜ま〜え〜は〜ア〜ホ〜か〜って、やってるのを見たことあるぞ!」


「センセ、それ横山ホットブラザーズやろ」


「そう、それそれ」


「アカン、アレは素人には無理や! それに刃のない演奏用ノコギリのミュージックソーでないと上手くでけへんて!」


「ほお? カズマやってみたことあったのか?」


「押忍! 動画で見て真似したらノコギリが折れてもうて。親父にめっちゃ怒られてえらい目にうたわ」


「ばっかね〜、何やってんのよ」


「挑戦するのは男のロマンや!」


「なあんだ。見たかったなあ」


「うむ。そいつは残念であるな」


「良いことを聞いた。まずノサダの爺さまにそのノコギリ作ってもらおう」


「師匠! さすがに刃のないノコギリはノサダさまの才能の無駄遣いだから却下です!」


 ノサダさまは元は二代目兼定、あるいは和泉守兼定という名で通っていた、今で言えば人間国宝級の名刀匠である。そんな人物に刃のないおもちゃみたいなノコギリを作らせようという考えがオカシイ。


「仕方ない金兵衛に頼むか」


「それは、もういいから。はい、次いきましょう。次」


 チカが仕切る。


「「サブロウ、本当にこんなことをしておって大丈夫なのか?」」


 サブロウの父と兄が聞く。


「だーいじょうぶ。まーかせて」


 サブロウはドンと自分の胸を叩く。そうすると嫌でも目に入るのはタスキに書かれ文字だ。


吾輩わがはいが美濃国守護である】


 本当に大丈夫なのか二人は逆に不安がマシマシになってくる。


「では、僭越せんえつながら、このわたくし、サブロウさまの傅役もりやくの林四郎二郎が通村が、サブロウさまの婚姻を言祝ことほぎ縁起物のうたをばうたわせていただきましょうぞ」


「「四郎二郎まで・・・・・・」」


 実直な林四郎二郎までこの宴会に乗り気なのを見て、土岐家の先代と兄はコレはナニか勝算があってのことと腹を据えて一向宗を迎える覚悟を決めた。ヤケになって開き直ったとも言える。


「ほう。なんという謠かな?」


「『相生あいおい』にござりまする」


「「「『相生』?」」」


 サブロウたちは首を傾げた。


「左様にござりまする。では失礼をば」


高砂たかさご

この浦舟に 帆を上げて

この浦舟に帆を上げて

月もろともに 出汐いでしお

波の淡路の島影や

遠く鳴尾の沖過ぎて

はやすみのえに 着きにけり

はやすみのえに 着きにけりー♩


ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち👏

ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち👏


「うむ。爺、お見事」


「渋くて味わい深いですね!」


「恐れ入りまする」


「『高砂たかさご』であったか。そう言えばこの時代では『相生』と言っていたなあ」


「よっしゃあ、次、ボクが行くで。歌詞はパブリックドメインやし、元は結婚式で使ってたんやって。外国とつくに墨西哥メキシコの民謡La bambaバンバ


「ほう、外国にも山姥ヤマンバがおるのか?」


「美濃守さま、山姥ちゃいます。ラ・バンバです。『や』やなくって『ら』なんですが」


「ややこしいのう。耳毛のせいで聞き間違えたわい」


「まあまあ。ほなら、チカ、伴奏たのむで! ロックの方がからそっちで」


「いいわよ〜!」


べべべ ベンべべ ベベンベン べべべべべべべ ベンべべ ベベンベン


 チカが月琴でイントロを弾きカズマが歌い始める。


Para bailar la Bambaパラ バイラル ラ バンバ.

Para bailar la Bambaパラ バイラル ラ バンバ.

Se necesit aセ ネセスィタ una poca de gracia. ウナ ポカ デ グラスィア

Una poca de graciaウナ ポカ デ グラスィア y otra cositaヨトラ コスィタ.

Y arriba y arribaヤリバ ヤリバ.

Y arriba y arribaヤリバ ヤリバ.

Por ti seréポルティ セレ, por ti seréポルティ セレ, por ti seréポルティ セレ.

Yo no soy marineroヨノソイ マリネロ.

Yo no soy marineroヨノソイ マリネロ.

Soy capitánソイ カピタン.

Soy capitánソイ カピタン.

Soy capitánソイ カピタン.

Bamba, bamba.バンバ バンバ

Bamba, bamba.バンバ バンバ

Bamba, bamba.バンバ バンバ

Bamba.バンバ


べべべ ベンべべ ベベンベン べべべべべべべ ベンべべ ベベンベン


「なんだか踊りたい気分だな、どうだヨシノ」


「今ここで?」


「もちろん。良いではないか」


「はい!」


 二人が踊り始めようとしたそのときだ。


ドタドタドタドタドタドタ


「申し上げます! 火急の知らせでございます!」


「なんて無粋だ。間が悪いにもほどがある。今度はなんだ?」


「申し上げます! 先ほどの南無阿弥陀仏の集団は伊勢長島願証寺より住持の実恵じつえ殿率いる浄土真宗の門徒三百人でございました。既に福光に到着。サブロウさまとご面会を求めていらっしゃいます。更に」


「まだあるのか?」


「ははっ! 比叡山延暦寺より慈英殿が僧兵五十を伴い、サブロウさまに面会を求めていらっしゃいます」


「ほう。であるか」


「叡山の荒法師どもか! なぜこの時期に美濃に!」


 次郎頼武が驚く。


「それと・・・・・・」


「まだあるのか? 続きを申せ」


「美濃常在寺の日運さまが、法華宗の信者百人とともに、サブロウさまに面会を求めていらっしゃいます」


「日運さまと言えば、守護代斎藤惣領家の血筋で、あの豊後守の弟ではないか!」


 今度は父の土岐美濃守が驚く。


「いったいなぜ急に面会を!」


 親戚である斎藤大和守も寝耳に水だったようだ。


「であるか。全員と必ず会うから、皆にしばらく待ってもらうよう伝えてくれ!」


「ははっ!」


 サブロウはそこでヨシノの方を向いた。


「ヨシノ、俺がんばったよな」


「はい、サブロウさまはがんばりました」


「では、ご褒美にこう言ってくれないか『しゅごいです、サブロウさま』って」


「え? はい。じゃあ。・・・・・・『すごいです、サブロウさま』」


「ちっがーう! そこは『すごい』じゃなくてちょっと舌足らずで『しゅごい』の方が萌えるんだよ! 守護だけに」


「いくらサブロウさまのお願いでも、そんな頭が悪そうな恥ずかしい言い方できません!」


「師匠、何をバカなことにこだわってるのかしら」


「センセ、アホちゃいますか?」


「そこをなんとか頼むよお。男としてどうしても一度は言われたいセリフなんだよ」


「じゃあこうかな、『しゅごいです、サブロウさま』。これで完璧」


「このスットコドッコイのボケナスがあ! なんでそんなことするんだよー! 俺はヨシノに言ってもらいたいの! 哲つぁんに言ってもらいたいんじゃないんだよ!」


「スットコドッコイのボケナスとはなんだ! 大うつけのサブロウのくせに!」


「そこ、くだらないことで醜いケンカしない!」


「まったく大人気おとなげない。しゃあない。ヨシノさん、さっきのあれ言うたってや。このままやと話が進まへんさかい」


「ええ〜」


「しゃあないやん。サブロウ先生ってアホな子供みたいなモンやから。でないと意地になって駄々こね続けるで」


「はあ〜、仕方がないですね。じゃあ、はい。『しゅごいです! サブロウしゃま!』」


 ヨシノはあざとく両手を胸の前で組んで、思いっきりわざとらしく舌足らずに、かつ上目遣いで例のセリフを言った。


「うおおおおお! コレだよ俺が聞きたかったのは! これで思い残すことはもうなにもない! われ、守護として一片の悔いなし!」


 サブロウは右拳を天に向けて突き上げつつも、なぜか身悶えしてクネクネしている。雄々しいんだか女々しいんだかよくわからない。


「「「「うわあ、すごく不気味」」」」


「じゃあ、用事はもうすんだから、俺は降りるぜ」


 サブロウはそう言うなり自分がかけていた【吾輩わがはいが美濃国守護である】のタスキを外して、兄の土岐次郎頼武にかけた。


「「「「へ⁉︎」」」」


「堅苦しい芝居はもう飽きた。みんな、俺は守護を辞めたぞおおおおお!」


「「「「なんだとおおおおおお!」」」」


 土岐家の二人と大和守、越中守の絶叫が響き渡った。





 サブロウ早くも職務放棄、守護所につどう、それぞれの宗教団体も放置プレイでこのまま敵前逃亡か⁉︎


 どうなる、ぼくらのスネイクレンジャー!


 土岐家の、そして美濃の明日はどっちだ⁉︎




つづく

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