十八頁目
あつめてもらった さくらがい
小瓶に さらさら ゆめにふる
あのときどんな陽よりも澄んだ
晴れの日がわたしに刻まれたんだね
⌘
キリトリセン キリトリセン
ここから先は
上手に切りましょう
ヤマオリセン タニオリセン
すでに切ってしまった紙は
どう折るのでしょう
仕方がない
つづけましょう
キリトリセン キリトリセン
チョキチョキセン ザクザクセン
⌘
かっこうつけなくっていいよ
中身はぜんぶしってる
⌘
あなたとふたり
見つめた青いライン
おわりとはじまりを
ひそかに伝えていた
⌘
あかいポスト ゆめいろポスト
あのこへ向けた 手紙を入れた
切手はなく 宛名だってなく
入り口かたんと おとがした
あかいポスト ゆめいろポスト
郵便屋さんは そらをとぶ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます