第12話 素
セノ「ちょっと!エアリー‼」
エアリの家で玄関から浴室までに駆け込んだセノだがあることに気づいた...。
それは風呂が黒と灰色の水でごちゃごちゃしていたのだった。
エアリ「どうしたの?あぁー!私いつも泥風呂に入ってるんだー☆泥の塊は継ぎはぎに捨てているからゆっくり入れるよー?...それとも...私と泥パックしたい?」
セノ「いや!結構でーす!アハハハハハ!」
セノがごまかすかのようにエアリから退ける...。
エアリ「ははぁーん、さては私ともバトルがするのが苦手で?」
エアリの天然な性格がセノの天然な性格を貫いた。天然さはエアリの方が上なんだろう。
エアリ「ほら、裸なんだからさっさと入りましょう!」
セノ「うわぁ!」
エアリがセノの体を持つとそのまま浴室の扉を抜けて泥水いっぱいのお風呂にセノを投げ込んだ...。飛び込んだ瞬間セノは泥まみれになってしまった。
セノ「ぷっはぁぁあ‼びっくりしたよ!危ないよー!」
エアリ「気持ちいいでしょう?この天然の泥はミネラルが豊富で保湿効果もあるのよ。ぬるめのお湯の温度にお風呂を今設定してるけど20分使ってるだけで体がポカポカして吸着、排出効果があるの。」
セノ「なるほど、思ってたより気持ちいいや...。いつもよりもふぁあー。ゆっくりするよ。」
エアリが浴室から出てクロスがいるエントランスに行く。
クロス「わあー!エアリの家は結構広いんだなあー‼」
エアリの家は木工の家で暖炉が奥側に位置していて真ん中にはテーブルがある。そして左にあるカウンターから機械の音がしてくる......。タンスも木で造られているみたいだ...。そして奥に階段が見える。二階建てなんだろう。そこにエアリがクロスの前に来る。
エアリ「クロスのその剣ってどんなの?」
クロス「これは...まだ名前のない剣...生まれたときお母さんから渡されたお母さんの形見なんだよ。」
エアリ「そういうものだったのね。あ、そうだ!その剣研いでみたいんだけどいいかなぁ?」
クロス「わかりました。よろしくお願いします。」
クロスの剣を貸してもらったエアリは左の部屋に向かおうとした。機械の音がする部屋だ。
エアリ「ついてきて。」
エアリは左の部屋の扉を開けた。そこには様々な機械があった。
クロス「どうして機械が?」
エアリ「説明は後で。さあ、作業開始よ!」
エアリの声と同時にエアリが鉄の塊で剣を研ぎ始めた。それをクロスはジッと見ている...。
クロス「大丈夫?」
エアリ「平気平気!1時間で終わるわ!」
エアリは剣研ぎ師でもある。鍛冶に関してはなんでも使いこなす。そんなエアリだが研がれた県はいつ戻ってくるのやら...。
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