第2話 不確かな生死
クロス:なんだこれ....。体が生きているようにふわっと...。
???:大丈夫?クロス‼
そこに剣を持って話しかけた女の子がいた...。
石材...ではないが石材に似たような硬い資源で剣が作られている剣を女の子が持っていた。
重そうな硬い剣をイノシシに目掛けて投げていた女の子だ。それにしてもなぜここに?
エアリ:クロス‼助けにきたよー!
エアリはクロスに向かって補助魔法、回復魔法を発動させる。
「カーム‼」
「ディスペルズ‼」
そのとたん、クロスの体を覆いつくしていた毒液もいつの間にか消えていたのだった...。
だが、クロスは自身の技も魔法も持っていない。
デュアル:何度来ようが同じだよ!さっさと...。
クロス:俺はこんなところで死ぬわけにはいかないんだあー!!
その時クロスは戦うために叫んだ....。
自分のためにも仲間のためにも...。世界なんて知らないけどまずはこいつを倒したいんだ‼というクロスの願いが1つになってクロスの1つの封印を解いた......。
その時だったクロスの周りは全身を白い光で覆われた....。
さらにはクロスだけに妙な声が...。
???:クロス、聞こえるかい?
クロス:あなたは誰なんですか?
空から聞こえている。
???:私は獣神アルタイル。あなたをいつも空から見守っております。
クロス:えー⁉
クロスはありえなくてどよめき始めた。
アルタイル:あなたはあの2人組を倒したいですか?
クロス:もちろんだ!絶対倒す!
アルタイル:それではあなたに力を与えましょう‼
クロス:ありがとう‼
さらに光に包まれていくクロス謎の鎧の硬そうな帽子を付けられてその次に新しい服も着せられた‼
クロス:な、なんなんだ?これ?
アルタイル:その力があればあの悪い奴らとも渡り合えることでしょう。
クロス:わかりました!!やれるだけ...やってみます!
そして空から鎧の帽子のような物が降ってきた。
クロス:なんですか?これは
アルタイル:これは鎧帽。困った人を助ける時にも自分が危なくなった時にも役に立つ道具です。さぁ、クロス!まずは目の前の敵に立ち向かうのです!!
そして鎧帽の他にも服ががらりと変わっている。外側が赤色で内側が濃い水色。そしてズボンは黄色の短パンだ。
クロス:そしてもうひとつ聞きたいことがあるんですが...この服を来ていると体がふわりと感じるようになったのですがこれは?
アルタイル:それは環境に適応するための服。気候によって色んな役割を果たしてくれるよ。
....いつも、それから見守っているからね。クロスくん。
......。
そしていつの間にか神様である獣神アルタイルの声は空の彼方へ消えていった...。
そしてクロスは剣も手にいれた!!それは赤く儚いそして情熱のオーラが漂ってた。(後にルビーの剣と言われる)剣を構えながらクロスは再び起き上がり始めた...!!
クロス:行くぞー!!
グラディエ:ほざくな!とことんとんとん楽しんでやるからな!
観念しろ!!
エアリ:行くよ!!クロス!!
クロス:あぁ! 行くぜ!!
それと同時に本格的に戦闘のゴングが幕を開ける。
クロスにとっては初戦だ。初めての戦いとなると緊張するだろう。
クラディエ:戦闘開始だァ!もう一度毒でもくらいな!!
クロス:(また...やられるのか!?)
再び毒にやられそうになった途端エアリが援護に駆けつける...!しかも普通の人間のスピードよりも速かった。そしてエアリの必殺技が出た。
エアリ:ステアリングシールド!!
一瞬で作り出すことが可能な純銀の盾で敵から身を守る能力。
エアリは岩属性。鉱物なら魔力の限り精製が可能な能力だ。相手を石化、宝石化させることも可能な能力だ。
エアリ:そしてークラフティカースト!!
相手を石化及び宝石化させる魔法。どんな相手でも一瞬で宝石化させることが可能だ。ただし、エアリ自身は石化より宝石化を好んでいるらしい。だから、石化はあまり使わないんだとか。
そして悪い2人組は足をダイヤモンドの宝石で固められた...。
更にはここでエアリの様子が偏見から変わった...。
エアリ:デュアルとクラディエって言ったね?
..弱いくせにうっと惜しいからわめかないでくれるかな?
さっきの性格から一転し明るく元気な口調で話していたはずのエアリ。しかし、怒っているのか口調がさっきの真逆でより闇堕ちしたような声に。...そして
クロス:どうする?
クロスも口調を急に変えて彼も闇堕ちしたような口調に変えて2人に話しかける。そしてエアリは
エアリ:いたぶってあげようか?
クロス:あぁ、そうだな。
クラディエ、デュアル:やめてくれ!ほら、雑用でもしておくしお金もあげるぜ〜!!あ...。
クラディエとデュアルの話を無視して2人はそのままいたぶった...。そしてエアリがトドメを指す。
エアリ:スパーキングメテオ!!
基本はメテオ技だがトドメにも使える。空中戦で効率的に使用可能な技。宝石級の硬さのパンチ。普通の人間なら当たるとほぼ即死。
そしてエアリは普通の人間よりも100倍左右両方腕力が
違うし、体も他の人から見ればかなり体も重く感じられる。だが、そんなエアリだがジャンプ力もかなり高く本当に彼がどのように軽く扱えるのかは誰も知らない。
そしてついに
クラディエ:...覚えているんだなあー!クロスとエアリ...だったか...!
デュアル:おい!それよりもどこまで吹っ飛ぶんだ!?
普通は即死のこの技。生きていたとしてもかなりの距離は吹っ飛ばされるのだとか。そしてクロス達は2人組を撃破した...!
エアリ:これ、君にあげるよー☆
クロスが見たのは食料とお金だった。
クロス:え!?いいの?
エアリ:君は私の狩りを見てたからねー。それに借りがあるのよ。
狩りを覗いて隠れて見てたのをバレていた...。まさか、あんな遠距離で分かるとは...この子の眼はかなり肥えている。
クロス:あ、ありがとう!エアリ!
エアリ:ねぇ!今度さぁ!私の鍛冶屋に来ない?
そしてそこで居候するってのはどうかな?私、親いないの。だから一緒にいようよ?ね?
と唐突に言われた。だがクロスは
クロス:ごめんね、俺弟がいるんだ。同期の...。
エアリ:フムフム...なら、弟さんも今度連れてから来てね☆
クロス:分かった!そうしよう!
アドバンテイル...これは始まりに過ぎない物語。
世界が混沌に包まれるのを防ぐ謎の一族達。
これは少年クロスがライバル、敵そして仲間を追い求めて旅をするストーリー。そして疑問に思うのが何故クロスは狙われていたのか...ということだ。
それは次回で明らかになる...。明日に待っているのか光か闇かそれとも炎に焼き尽くされてしまう?
それか永遠の氷に閉ざされてしまうのか!?かくしてクロスの冒険は始まったのだった!!
だが、悪い奴ら関係なくこの世界の環境自体に最悪緊急事態が起きようとしていた......。
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