第2話 1−2−1
2
そうこうしているうちに、ベンジさんは彼の屋敷──いえ、城の中にあるリビングの一つへと運ばれてきました。
天井は高く、その天井と壁と床はチリ一つない大理石。広さは普通の家が十軒以上は軽く入るような広さです。
地味ではありますが所々に施された彫刻や高価な調度品などが、この城の豊かさをよく表していました。
どうですーっ? これがベンジさんの屋敷なのですっ。
「城」とはいっても、どちらかと言うとその全容は要塞に近く、城の施設の大部分が地下に建造されており、ドラゴンや悪魔、飛空艇などの爆撃にも耐えられる造りになっていて、地上に露出している部分も、非常時には地下に収納される構造になっているのです。
このようなリビングや応接間などが、ベンジさんの御城にはいくつもあるのですっ。えっへん。
しかしベンジさんはそのリビングを見ると、どこか、狭苦しいところにいるような表情をちらりと見せました。
ここではない、どこかに心があるかのようです。
さて、メイドのマルさんはベンジさんを、車椅子で部屋の中央に置かれている大きな雪のように白いソファとテーブルのセットのそばへと寄せました。
まるで港の波止場に寄せる船のように。
車椅子をソファのそばに寄せると、黒いメイド服に身を包んだマルさんは、
「
と呼びかけました。
するとどうでしょう。
「はーいっ」
という返事が複数返ってくるなり、可愛らしい足音がいくつも聞こえてきました。
部屋の内外にいたのでしょう。
マルさんと同じくメイド服姿のゴーレムちゃん達が三体、ベンジさんのそばへと駆け寄ってきました。
ゴーレムちゃん達はベンジさんを車椅子から立ち上がらせると、その脇や膝に手を差し入れ、軽々と持ち上げます。
まるで赤ちゃんを運ぶかのように、優しく。
「ベンジ様っ。痛いところとかはないですかっ?」
「うーん、ないよ」
ベンジさんは痛いどころか、まるでふかふかとした椅子に座っているような面持ちでした。
そういい交わしている間にも、二体のメイドゴーレムちゃんはベンジさんをふかふかとした白く長いソファまで運ぶと、彼の体をそこにそっと優しく下ろしました。
残る一体は、車椅子を空いた場所に置きます。
マルさんはそれを確認すると間髪入れずに、他のメイドゴーレムちゃん達に呼びかけました。
「メイド、ドールズ、ロボッタ、いつものお菓子と飲み物を」
「はーいっ」
元気な声がいくつも返ってくると、奥の方がにぎやかにやって来ました。
複数の話し声、何かを持つ音、人が歩く音、台車が転がってくる音……。
様々な音が、仕事の後の休息タイム、という音楽を奏でます。
まるでその音楽は交響曲か、合唱曲のようでもありました。
やがて。
人間のメイドさんやメイドゴーレムちゃん達とともに、お茶の瓶やカップ、お菓子台に載ったお菓子などを置いた配膳車や、冷蔵庫などが、まるで生きているかの如く、ベンジさん達の元へと走ってきました。
実は、配膳車や冷蔵庫などもゴーレムなのです。
この世界では、人間の形をしていないゴーレムの事をロボッタと呼び、区分しているのです。
さてロボッタ達、いつもの場所に止まってね。
すると、ロボッタの配膳車や冷蔵庫達は、ダイニングセットの近くにある、それら自身の大きさにちょうど合う空いた位置へ向かうと、ピタッと止まりました。
まるで小舟がぴたっと船着き場につくように。
なんて行儀のいい子達なんでしょうね。
配膳車達が止まるのを確認した、その場にいた三体のゴーレムちゃんや、後からやってきた人間のメイドさんやメイドゴーレムちゃん達の数体は、配膳車からティーカップや瓶、お菓子の台などを取り、テーブルへと置きました。
別のメイド達は、冷蔵庫を開けて中からお菓子や飲み物などを手早く出します。
彼女達の動きは無駄一つなく、見惚れるほどです。
そのさまは人形ではなく、まさに人間でした。いや、人間以上であるかもしれません。
その様子を見ていたベンジさんは、ニコニコとしていました。
ゴーレムちゃん達を愛でるように。
慈しむように。
その表情のまま、彼はマルさんに言いました。
「いつも見ているけど、ゴーレムちゃん達のテキパキとした動きを見てると気持ちいいよねっ」
「そうですか。私はドールズの働きはいつも見ているので見飽きているのですが」
「そう?」
「ベンジ様は見飽きませんか」
「飽きないよ。だってゴーレムちゃん一体一体の動きが微妙に違うし。手足の動きとか体の動きとか胸の揺れとか」
「手足や体はともかく胸の揺れに着目するなんて、ベンジ様、いけませんが。おしおきです」
「いでで、叩くなよ……」
マルさんは母親が子供を叱るようにベンジさんの頭を叩きました。
マルさんはベンジさんのなんなのでしょうね。
ベンジさんが叩かれた頭をさするうちに、メイド達によっておやつの準備はできたようです。
「ベンジ様っ。おやつとお茶の準備、できましたよっ」
「おーっ、いつもながら手早いな……。さて、手を洗って……。いただきますっ」
テーブルに並べられたお茶やお菓子などを見渡し、ボウルで手を洗ったベンジさんは、お菓子に手を伸ばしました。
彼はお菓子台などをからいくつかお菓子を皿に取り、その中からふわふわとしたお菓子を手にして口にしました。
何回か口で咀嚼すると。
うん、いつもの味。おいしいな、というように首を縦に振りました。
それからもう何回か咀嚼し、それから飲み込むと、今度はお茶の入ったカップを口につけます。
そして、少し口にして、カップをソーサーに置くと、本当に生き返ったと言うような顔で言いました。
「はーっ、依頼の後のお菓子とお茶は最高だなー……」
「今日は見事に失敗しましたが」
「だって壁魔法が壊れるとは思わなかったもん……」
「それぐらい想定のうちに入れておくべきですが」
立っていたマルさんはベンジさんの視線に入るように移動すると、ため息をつかんばかりの表情で言いました。
今度は母親ではなく、家庭教師のように。
「いいですか、今回の作戦ですが。ターゲットのレッドドラゴンを巣から追い出して包囲して攻撃をかけたところまでは良かったのですが」
「……うん」
「その後バインドなどの魔法でドラゴンの動きを止めたのは良かったのですが。封じ込めが甘かったですね」
「……うん」
「あの場合、念には念を入れてもっと動きを止める魔法の要員を増やすべきだと思うのですが」
「……う、うん」
見ていると、ベンジさんがどんどん小さくなっていきます。
まるで小人のように、背を縮こませていきます。
ちょっと可愛そうですね。
ともかく。
メイドの母親のような、家庭教師のような説教はなおも続きます。
「その後も対応がまずかったですが。対応に遅れて、ドラゴンを暴れさせてしまいました」
「……うん」
「あれでドールズの損害が拡大しましたが。ドールズを扱うのが専門の貴方があんなミスをするとは」
「う、うん……。皆がやられているのに動揺しちゃって……」
「その後の立て直しは良かったですが。とどめを刺すのに失敗してドラゴンを逃してしまいました」
「だって……」
「だっても待ってもありませんが。ドラゴンにとどめを刺すなら、魔導剣や上位魔法を使うべきでしたが」
「……」
「なんで叩き潰すを選んだんですか。莫迦ですか。阿呆ですか」
「あ、あまりドラゴンの体を壊すと解体業者に悪いじゃないかと思って……」
「首を落とすか、心臓を一突きすればいいじゃないですか。頭ウーズですか」
「……ぐすん」
ついにベンジさんはテーブルに突っ伏すと、泣きだしてしまいました。
あーあ。なーかせたー。なーかせたー。まーるーがなーかせたー。
いーけないんだー。いけないんだー。せーんせーにいってやろー。
そんなベンジさんに追い打ちをかけるように、勇者の家庭教師のような少女は腕を組むと、言葉を刺しました。
「まったく、<人形使いの戦略級大勇者ベンジ>がこの体たらくでは。さぞグライスの神々もお嘆きでしょうね」
「……」
これはちょっとひどいですね……。
マルさんはため息をつくと、言葉を続けます。
「まあベンジ様もひどいですが、ドールズ達の方もひどいですね」
話の矛先がゴーレムちゃん達に向きました。
……おや?
ベンジさん?
なんか雰囲気変わりました?
メソメソが止まりましたね?
「……」
「ドラゴンに対する彼女達自身の力不足、性能不足が、自分達の被害を拡大させてしまいました」
「……むっ」
黒いメイド服の少女は、眉間のシワを更に深くさせると、独演会を続けます。
「私自身も戦力投入の規模を決定するのを手伝いましたから責任はありますが」
メソメソしていたベンジさんの纏う雰囲気が、サッと変わった事にメイドは気つかずに得意げに叱責を続けています。
「……ん」
「ベンジ様と同じく、ドールズ達はドラゴンの能力を見誤っていました」
「……で?」
……あれ、勇者様の声色が変わってきましたよ?
突っ伏したままのベンジさんですが、その手は骨が白く浮き上がるほどに強く握りしめられていますよ?
「ドールズ達の能力が不足していなければ、バインドの魔法も破られる事はなかったでしょう」
「……」
「ドールズ達の機動力がもっとあれば、ドラゴンに捕まったり、しっぽに吹き飛ばされる事もなかったでしょう」
「……」
「ドールズ達の魔法防御力がもっとあれば、マスライトニングボルトに黒焦げになる事もなかったでしょう」
「……」
「これはこれからの課題です。工場の方に議題として挙げておきます」
「……あのさ」
マルさんはそこでベンジさんの声が変わっているのに気がついたようです。
少しぎょっとした顔を見せながら彼を見ました。
ベンジさんが、首をもたげる蛇のようにゆっくりを顔を上げます。
彼の顔は、怒れる魔獣のようでした。
ベンジさんはその顔でマルさんをにらみつけると、こう告げました。
「……ゴーレムちゃん達の事、あまり悪く言わないでくれるかな?」
「は、はい……」
マルさんの額に、一筋の汗が流れていました。
彼女の顔は、怯えたネズミのようにも見えます。
あーこれ。
マルちゃん、ベンジさんの地雷、踏みましたね?
「君がゴーレムちゃんあまり好きでない事知ってるけどさ、君も僕がゴーレムちゃん好きな事知ってるでしょ?」
「は、はい……」
「なら、なんでそんな事言うわけ?」
「今回の件に鑑みて、ドールズの性能強化をベンジ様にご奉上しようと思いましたので……」
「ならなんでそんな言い方になるわけ?」
「流れで、つい……」
「なら気をつけてね。きつい言い方になっていたよ」
「も、申し訳有りません……」
マルさんはそこで深々と頭を下げました。
彼女は、まるで不出来を叱られた役人のようでした。
その表情には、やってしまった、という後悔の念が浮かんでいました。
ベンジさんは背中をソファに預けると、目をつぶって言いました。
「ドラゴン逃したのは自分のせいだよ。それは認める。でもゴーレムちゃんのせいじゃない」
「はい……」
「今回の責任はすべて僕にある。いいね?」
「あっ、はい……」
そう応えると、マルさんはもう一度頭を垂れました。
……。
二人はそう言い交わすと、黙り込んでしまいました。
リビングの空気が一気にどんよりと淀んでしまいました。
誰も何も言いだせない状態です。
マルさんは気まずそうにベンジさんの前から離れ、彼の視界から見えないところに立ちました。
そして目を伏せます。
対するベンジさんの顔は、相当不機嫌そうです。
今度はこっちが大魔王のようにも見えます。
少しでも触れれば、怒りの火山が噴火しそうな勢いです。
あー、これはどうしたものでしょうかね?
誰か、誰かいませんかー?
その時でした。
「ベンジさまーっ、ベンジさまーっ」
「……ん? アルカちゃん?」
ベンジさんが顔を上げ、声のした方を向くと。
マルさんと同じ黒色の布に、デザインの違うメイド服を着込んだ、少し背の低い長い黒髪に黒目の美少女ゴーレムちゃんが走ってきました。
先程のドラゴンとの戦いでも活躍していたゴーレムちゃん、アルカです。
彼女は様々な職業になる事ができる、汎用型のゴーレムちゃんなのです。
アルカちゃんはテーブルを挟んでベンジの前に走りこんできて立ち止まると。
まずはペコリと一礼をしました。
それからなんと。ベンジさんの顔に右人差し指をビシッと突きつけ、厳しい声で言いました。
彼女の目は険しく、頬は膨らんでいました。
まるで夫婦喧嘩を諌める子供のように。
「ベンジさまっ、ひどいですよっ!? マルさまにあんな事言うなんてっ!」
「アルカちゃんっ!?」
ベンジさんは思わず両目を大きく見開きました。
そのさまは可愛がっていた猫に引っかかれたときのような顔にも見えます。
びっくりしたベンジさんをよそに、アルカちゃんは言葉を続けます。
「いいですかっ、マルさまもおっしゃったとおり、私達もドラゴンに対して力不足の部分はありましたっ。それに対してベンジさまが弁護するのはありがたいのですが、マルさまと喧嘩するなんていけませんよっ。ダメのダメダメですっ」
「……う、うんっ」
「ともかく、私達の方が悪いのですっ。あのままドラゴンを封じ込めていたら簡単に倒せていましたからっ」
「アルカちゃんもそう思いつめなくても……」
「いいえっ! 現場で戦っていたからこそ、力不足を実感しておりますっ! ならばここは自爆してお詫びいたしますっ!」
「おいおいおいおいっ!?」
ベンジさんは思わず立ち上がると両手を振ってアルカちゃんを止めました。
彼の顔は自殺を止める親のような表情にも見えました。
おーい。自爆したらリビングが吹っ飛んでしまいますよ。
アルカちゃんはそれほど思いつめているのか、それともブラフなのか。
どっちなんでしょうね?
それから、自分が病弱(少し違うのですが)だという事に気がついたように。
体から力が抜けると、ソファへと崩れるように座りました。
ベンジさん、無理しちゃって……。
彼がソファにもたれ落ちたのを見たアルカちゃんは、はっ、と大きく目を見開くと、
「すすすすすいませんっ! ベンジさま、申し訳ありませんっ!」
ベンジさんのそばに駆け寄ると、彼を抱き起こしました。
彼は少し疲れた様子の顔で、
「ん、いいよ……。これは大魔王の呪いのせいだから……」
そう言って力なく笑いました。
可愛がっているものをこれ以上壊さない、壊したくないというような表情で。
大魔王の呪い。
ベンジさんはかつて、他の勇者達や軍勢とともに、この世を恐怖に陥れていた大魔王ネズーと戦い、倒しました。
しかし倒したときに、ネズーの体から飛び散った魔石のかけらが体内に突き刺さり、その呪いによりベンジさんは外に出ると体が弱ってしまう体質になってしまったのです。
そのため、ベンジさんはこのマアス城に引きこもって生活し、勇者としての仕事はゴーレムの遠隔操作及びゴーレムちゃん達を指揮して務めているのです。
そんなわけで、ベンジさんは今ここにいるのです。
ただベンジさん、この生活を一方では嫌い、また一方では満喫しているような素振りがありますよ?
ここにいたいような、外に出たいような、そんな気持ち。
ベンジさんの本当の気持ちは、どっちなんでしょうね?
さて。
ベンジさんは首を動かしてマルさんの方を見て、
「……マル、ごめんね。少し言い過ぎたよ……」
そう謝りました。
ベンジさんの見せた謝意に、マルさんは少し困惑気味に、
「い、いえ……。別に気にしておりませんが……」
と返しました。
言葉の声色からは、心からそういうふうに見えました。
二人の様子は、まさに、夫婦げんかの仲直りにも見えました。
その様子を見たアルカちゃんはこんもりとした胸を張って、
「これで仲直りですねっ。ドラゴンは逃げたけどもう来る事もなさそうですし、めでたしめでたしですねっ!」
ニコニコしながら腰に手を当ててそう言いました。
これこそが自分の存在意義ですよっ。
そう彼女は言っているようにも見えました。
とりあえずは、めでたしめでたしですね。
……ゴーレムちゃん達の性能不足問題に関しては、相変わらず放置されたままですが。
解決の方法としては、ものすごい数で運用して量でカバーという解決策もありますが、そうもいかない場合もありますものね。
さて、どうしたものでしょうか。
これは工場の皆にも相談して、改良型のゴーレムちゃんボディを作り出しますか。
この後の事もありますしね。
そんな問題を知ってか知らずか、ベンジさんはアルカちゃんの方へ再び顔を向け、
「そうだ。アルカちゃん、後始末の方はどうなっている?」
と尋ねました。
アルカちゃんは自信ありげに、応えます。
「はいっ。後始末の方はほぼ終わりました。あとは巣からお宝を回収して、帰還するだけです」
「そうか。
「はいっ。
ゴーレムちゃんの意識と体は基本的に別々のもので、クラウドマインドと呼ばれるサーバの集まりから意識でコントロールすれば、複数のボディを同時に操る事もできるのです。
ベンジさんの持っているクラウドマインドの一つ「アン」はクラウドマインドの中でも最大規模のもので、内包しているゴーレムの意識も、操れるゴーレムの規模も、グライスでは最大級クラスです。
どうです? すごいでしょっ?
さて。
アルカちゃんの話と同時に目の前に開いた
「後片付けに関しては別に言う事ないや。いつもの通りやったら帰ってきてね。皆、ご苦労さま」
「はいっ。わかりましたベンジさまっ」
そうメイド姿のゴーレムちゃんと言い交わすと、再びお菓子に手を付け、紅茶などの飲み物を飲み始めました。
先程の怒りを収め、落ち着けるような顔立ちで。
そして、ゴーレムちゃん達が忙しく働く姿を優しいおじいちゃんのような目で見守っています。
マルさんや人間のメイドさん達は、じっと彼の姿を見守っています。
マル。
彼女は、勇者軍に保護された戦災孤児としてこの城にやってきました。
そしてメイドとしてこの城で働き始めたのです。
はじめは慣れなかったメイド仕事にも慣れ、似合わなかったメイド服も似合うようになり、彼女は、ベンジさんのメイドとして立派に務めています。
時折、さっきのようにベンジさんと衝突する事があるのが玉に瑕ですが……。
けれども、彼女はベンジさんに忠誠、いや、それ以上のものを持っているようで、喧嘩してもすぐに仲直りし、主人とメイドとして、仲良く関係を保っているのです。
一方、ゴーレム(ちゃん)達は、マルさんよりもさらにベンジさんとは古い付き合いです。
なんせ、ベンジさんが勇者として活躍している頃からの仲間なのです。
人形使いの大勇者ベンジ。
その二つ名が指すとおり、ベンジさんは多数のゴーレムちゃん達を操り、戦場を駆け抜け、魔王や悪魔、そして大魔王ネズーと戦い、これを倒しました。
その戦いが終わり、大魔王ネズーの呪いで外に出られなくなっても、ゴーレムちゃん達はベンジさんのそばに引き続きいて、ベンジさんの世話をしたり、ベンジさんに代わって外に出たりして、引き続きベンジさんのために活躍しています。
彼女らの活躍に対しベンジさんは、お城にあるゴーレムちゃんメーカーのシノシェア社の工場でゴーレムちゃん達のボディをメンテしたり、新型のボディにアップグレードしたり、福利厚生を充実させたりして、皆の活躍に応えているのです。
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