第30話 夢と現実の狭間で

何も着飾らない

何も誤魔化さない

ありのままの心で

あなたのその胸の中に

飛び込んでゆきたい


そのときだけ

その瞬間だけ

あなただけの私で

満ちる想いの中に

溺れてみたい


夢と現実の狭間で

彷徨うことになっても

愛することの悦びを

止めることなどできなくて


あなたはここにいない

私もそこにいない

現実という今

想いだけが

遥か彼方で結び合っている

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