第21話 季節

目の前の空は

どんな色をしてる

その空を流れる雲は

どんな形をしてる

 

街を彩る木々の

木の葉が囁く声は

何を語ってくれる

足元の名もない蕾は

どんな花に咲くのだろう


私の街の空は

透き通った秋の色

またひとつ季節を

迎えようとしていることが

ささやかに嬉しい

夏の色から

秋の色に変わるとき

同じように

またひとつ数を重ねるね


あなたとの秋を

あなたとの年月を

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