第40話 ケータイ小説

スマホの画面を私は凝視する。

「きゅうちゃんが書いたの?これ」

「え、えへ。そうなんだあ」

「私、ケータイ小説とかわからないけど、きゅうちゃんの話、すごく面白いね」

「それは……もっとすごい人はたくさんいるから、ボクはまだまだだよ」

そんな謙遜しなくていいのに。

クーラーの効いたカラオケボックスで、きゅうちゃんが書いたケータイ小説を読んでいた。

まだまだ続きがあるようだけど、その話は別の機会に。

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