隻眼のジェノサイダー

夜缶

荒野の機械生命体

荒野に無数の機械がゴミのように散らばっていた。


無数の機械達の名は、レッド・スプライト。


汎用の人工知能が埋め込まれた人型ロボットで機械生命体だ。


今日まで人類の敵として立ちはだかり、人々を苦しめてきた。


しかし、荒野に映し出された彼らの無惨な姿からは想像できない。


彼らがそんな姿になった原因は、そのゴミ山の上にいた。


そこには特徴的なアホ毛を揺らし、刀を右手に持った1人の【少年】が突っ立っていた。


そして少年の近くには援護ロボット、ドローンが飛空していた。


ふと、ドローンから音声が流れる。


「機械生命体の殲滅を確認。お疲れ様です。『コピー』」


その音声に応答した少年『コピー』は、自身の刀を見つめる。


その後、コピーはその刀を自分の左眼へ思い切り突き刺した──。

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