鯛焼き王子
(休日、郊外をドライブして公園を散歩)
樹「冬の夕暮れは、寒いけど美しくて好きなんだよな」
柊「今までちゃんと感じたことなかったけど……冬は、夕焼けがすごく赤いんですね。周りの風景が影に変わっていく様子と空の色のコントラストが、ほんとに綺麗だ……。
でも、寒い!(ぶるっと震える)」
樹「ん、大丈夫?」
柊「……日が陰ったら、急に寒くなりましたね。日差しが当たるところは、まだあったかいのに。……うう、さむ……」
樹「……あ。柊くん、こっちきて!(手招きする)」
柊「……?」
樹「(まだ陽のあたるベンチに柊を座らせる)ここにいて。すぐ戻ってくるから」
柊「え……」
(樹、どこかへ走っていく)
(数分後。何かの包みを手に、コートを翻して走って戻ってくる)
樹「柊くん、お待たせ! この近くにおいしい鯛焼き屋があるの思い出したんだ。寒い時は、お腹にあったかいものを入れるのが一番だからね。
これ食べたら、鍋の材料買って帰ろうか」
柊「……『はぁ……俺の王子様……(//∇//)♡』」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます